自分が望むこと、本当に欲しいものに気づくプロセスはとっても大事です。
というのも、ダミーの望みが自分の本当の望みだと思い込んでいることがあるからです。
例えば、わかり易いところでいうとお金が欲しいとします。
じゃあなぜお金が欲しいかというと
・お金があったら、自由に旅行に行ける
・豊かな気持ちになれる
・お金が稼げるという自信が持てる
・好きなものがいっぱい買える
など色んな理由がありますよね。
すると、本当に欲しいものは
・好きなときに好きな場所にいける自由
・好きなものに囲まれる生活
・豊かな気持ち
・自信
こっちの方なんです。
お金が手に入れば、これらのことが実現できると思っている。ここがちゃんと、認識できてるかどうかなんです。
「変わりたい」と思う人は多いです。
色んな方とお話していると「変わりたい」にも2種類の意味があるんだなとわかります。
一つ目。
本当に変わりたい。
文字通りです。変わって、こんな自分になっていたいというビジョンがあります。
この場合は、自分の望みと思っていることが一致しているので、変わるために出来ることをどんどんやっていって望みを叶えていくことができます。
二つ目。
変わりたくない。
え??と思いましたか。
変わりたいのに変わりたくないとはどういうことかと言うと、その理由は人それぞれ色んな事情があるものですが
「本当は変わりたくない」「ありのままの私を受け入れてほしい」という気持ちが本当の望みであることが多いです。
「変わりたい」が本心のときは、誰かから何かを言われたから変わらなければ、というよりも「私が」変わりたいと明確に望んでいることが多いです。
変わった方が幸せで楽しくなりそう!と思うから。変わることが喜びに繋がっているから変わろうとできる、とも言えます。
でも、二つ目の「本当は変わりたくない」「ありのままの私を受け入れてほしい」場合は、「変わる」ことは苦行になります。
そういう人は「ありのままの私」のことをダメだと否定していることが多いです。苦しくて苦しくて仕方がないんです。だから変われないし、変わりたくない。
そしてここからが一番大事なところですが、一つ目と二つ目と、どっちが良くてどっちが悪いということはありません。
大事なのは、自分の本当の望みをちゃんと認識できているか?ということ。
二つ目のように、本当に望んでいることと口から出る言葉が一致していないと、望んでいないことをやろうとするのでうまくいきません。
なんで?どうしてうまくいかないの?と余計に、苦しくなっちゃいます。
一つ目の人が取り組むべきことは変わることで、二つ目の人が取り組むべきことは自己受容なので方向性が違うんですよね。
「ありのままの私を受け入れてほしい」それが自分の本当の望みであるのなら全然OKです。
変わりたいと思ってたけど、私、実は変わりたくなかったんだ!と気づくことがとっても大事。そこからスタート。
自分の本当の望みは何なのか。そこに正直になってみませんか?