同僚、友人、先輩後輩、彼、夫など、自分は調子がいいのに身近でしんどそうな人がいたら。
しかもその人が悩みをひとりで抱えていて具体的に助けを求めてくるわけでもなく、しかも現状から脱出しようと前向きにもがいているようでもなく
うまくいかない今のままで、ちょっと諦めているような雰囲気があった場合、そのしんどさを引き受けてしまってあなた自身が苦しくなるケースがあります。
心の中では「ちょっといい加減にしてよ～。諦めたら終わりじゃん！なんでもっと前向きにできないの？」とイライラしながらも放っておけない。
あの人が、あの人が・・・と、「あの人のせいで、私は悩んでる」と言いたくなるのですが
このようなご相談を受けると、「その人のことでどうしてあなたが悩んでいるのか？」という視点で私はみるんですね。
実は、その人は関係がなかったりするんです。
私の問題だと認識すると見えてこなかった理由がみえてきます。
お話を詳しく聞くとわかってくるのですが、その人に誰かを映し出している可能性もあります。
過去または現在、あなたが助けたいと思っている誰かとその人が似ているから気になるという場合もあります。
または、助けてあげたいけど、その人が殻に閉じこもっていてどうしたらいいかわからなくて無力感を感じることが辛いのかもしれません。助けてあげられない罪悪感があるのかもしれません。
その人への心配をしすぎるあまりに、その人自身の力を信頼することを忘れているのかもしれません。
この場合は、相手の領域に入りすぎているということが言えますね。（領域意識のお話は、こちらの本に詳しく書いてあります⇒「ゆずらない力」）
その人に言いたいことがあるとしたらなんて言いますか？
たとえば「一緒に楽しくやっていきたいのに諦めてるなんて悲しい！」とか、今の自分の気持ちを紐解いて丁寧に扱ってあげましょう。
あっ、私、実はこう思っていたんだ！とわかるだけでもホッとしてきますよ。
よかったらご相談くださいね。