これ、著書「ゆずらない力」の読者の方からいただく感想で多いコメントなんです。
「ゆずらない力」は会社の人や友達など色んな人付き合いを通じて自分を見つめていく話なので、「自分を生きるって何なんだろう?」とか「わたしってどんな人間なんだろう?」といったところに最終的には行き着くのだと思うんです。
それは、カウンセリングでも同じです。
ご相談いただく中で「自信がないんです」と言う方はたくさんいらっしゃるんですが、自信があるとかないとかってなんなんでしょうね?
自信がある人なんてほとんどいないと思うんですよね。私だって、もちろんそう。今でも自信ありません(笑)
自信がないから自分が思ってることが言えないとか、そういったお話も聞くんですけど、なんだか、「自信がある」の意味が違うような気がするんです。
それ、自信があってもきっと変わらないというか。悩みは解決しないんじゃないかな、と。
遠慮しちゃう、我慢しちゃう、自分らしくいられない。
そういう人がつけた方がいい自信は自分を信頼する力なんじゃないのかなと、私は思うんです。
自信=自分を信頼する力
私は私である、ということ。自分は何があっても大丈夫だと感覚的にわかっていること。
「自分の感覚は当てにならない。合ってるか疑わしい」と言う方もいますが、そういう人は、今まで自分を抑えて我慢してきた人に多いんです。
「自分は当てにならない」。そこからスタートしても大丈夫です、我慢をやめて自分を信頼できるようになりませんか。
自分の良さも欠点も受け入れ、自分を知っている状態。そして自分の特徴を活用していること。
これができれば自分らしくあれるし、自分を抑えつけて我慢したりすることはなくなると思います。
自信がないというけれど、それより自分のことを知らない人の方が多いんじゃないでしょうか。
例えば、外見が良い人がいたとします。けれど人間関係で苦労することが多くて、嫌われないように、目立たないようにしなければと自分を抑えていたり、外見を褒められても、全然嬉しくなくて私の内面は魅力がないんだって思っていたら、その人の外見の良さは全く生かされていませんよね。
「自信がなくて・・」とその人は言うでしょうが、この場合必要なのは、自分の外見の良さをちゃんと受け取ることなんです。
自分を受け入れていないとなぜか敵が増えちゃうんですよね。自分を信頼することは自分を本当の意味で知ること。
外見の良さを受け取れていないのも何か理由があるはずだし、人になかなか近づけないのも何か理由がある。
私は私でいいと思えないのも、理由があるものです。単に、そうだからダメなんだと決めつけるんじゃなくて、どうしてそうなったのか背景を探していくと、自分を信頼できない理由が見えてきます。
ブログだと一般的な事例しか書けないですが、カウンセリングは完全オーダーメイド。その人その人の状態に応じて組み立てていきます。
自分を信頼できない理由が見つかったら、その時の心に寄り添いながら誤解を解いていきます。
信頼できない理由ではなく、信頼できる理由を一緒に見つけていきませんか。