自分自身・人間関係の悩み

「何考えてるかわからない」「楽しくないの?」と言われる人のための処方箋 その2

2017年3月30日

前回の続きです。

「何考えてるかわからない」とか「反応がない」と言われる人は、自分の思考や感情をどう扱って表現したらいいかわからないだけ。

だから、そんな私がダメなんだ~と自分を責める必要はないですよというお話でした。

この人たちは、嫌われたくないとか、相手に不快な思いをさせないようにしなきゃと考えるあまり、自分が本来感じていることと人目を気にして感じていることがごっちゃになっています。

なので、思考や感情の取り扱い方を学ぶといいかな、と思っています。

「嫌だな」「怖い」「不安だ」などの感情は咄嗟に出てくるものでこれはコントロールできません。なので、出てきた感情を抑え込んだりすることはできないものとして考えてみてくださいね。

ただ、一回湧いた感情をOKにしてみれば、その後にどう考えていくかは自分で決めることができます。

色んな思考や感情が出てきても、その中で自分にとって大事なものと不要なものがあるはずです。要るものと要らないものに分けていく作業をします。シンプル化します。

ここができないと、混乱したまんまになっちゃうんですね。

また、自分が楽しもうとする視点を忘れている、というのは大事なポイントです。

気を使いすぎて楽しむどころではないといえばそうなのですが・・・。

「私はみんなを楽しませることができない」「私がいても盛り上がらない」こう感じるときは、ネガティブなスパイラルに入ってしまうので視点を変えてみるといいかもしれません。

みんなを楽しませようとはしなくてもいいけど自分を楽しませることは忘れないように!

自分が楽しくしていればそれが伝わって、周りも楽しくなるんです。「私はつまらないけど、あなたたちは楽しんでね」と言っても無理な話(´・ω・`)

で、楽しもうとすると、ある程度のリラックス感や安心感がいりますよね。その安心感を自分で生み出すことができたらもう最強です。

安心感の正体とは、「私は私でいい」というどっしりとした感覚なんじゃないのかなと思うんです。

人から認められてOKを出すものではなく自分が自分を認めてうか入れてあげる感覚です。

カウンセリングを使って変化していった人は「楽になった」「周りの人が優しくなった」と表現しますが、それは、今まで自分を責めて絶望を感じていたけれども「それでいんだよ」と自分に言ってあげた人なんですよね。

思考や感情のごちゃごちゃを一つずつ紐解いて、自分の頑張りや至らなさを認めて受け入れて寄り添ってあげた結果としてホッとする気持ちになった。

自分で安心感を生み出していけるようになれば、どんな環境にいても対応できるようになるので一石二鳥ですね。

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