友達がいないわけじゃない。楽しい話はできる。でも本音は話せていないんだよね、という方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
軽い話や楽しいたわいもない話題ならOKだけど、自分の生い立ちや複雑な家庭環境、または
過去にあった辛かったこと、今助けてほしいことなど。自分にとって大事な話になればなるほど、話せない。
このような状態になっている人は、過去に誤解されて悲しかったこと、自分が大切にしていたこと等、ありのままの自分を受け入れてほしい人(家族や友達)に受け入れてもらえずに深い悲しみを感じたことがある人が多いんです。
だから絶望して、癇癪をおこしてあきらめてしまった。
どうせ私のことなんてわかってもらえるはずがない、と。友達も全部切ってしまったかもしれないし家族との関係も冷えてしまったかもしれない。
その絶望の場所から、なんとか良くなろうと一人で頑張ってきて今の場所まで来れたのは本当にすごいことなんです。相当な根性です。
今、周りにいる友達に対しては良い人が多いし仲良くしてるけど、過去の絶望があるから、どうしても本当のところは見せられないし言えないと思ってしまう。
でも本当は、本音を話して受け入れてもらいたい、私のことをわかってもらいたいって思ってるから余計に苦しくなりますよね。
じゃあどうすればいいか?
対外的には、言えていない本音を少しずつ話していけばいいのですが、その前に自分だけでもできることがあります。
まず、自己否定をやめること。そして自分の悲しみに寄り添うこと。(そしてできれば、癇癪を起している出来事を「許す」こと。これは誤解を招かないよう解説が必要なので、ここでは省略します)
ここまでこれたあなたは相当な頑張り屋さんです。でもこれからは前みたいな頑張り方はしなくて大丈夫ですよ。
本音が言えなくなってしまった過程で自分のことを否定しませんでしたか?理解してもらえなかった自分が変なんじゃないか。繊細なのは良くないんだ。などと自分を責めたりしなかったでしょうか。
家族や友達に怒りが沸いた自分を冷たい人間だと思ってはいないでしょうか。そういうのは
あなたが悪いんじゃないんです。冷たい人間でも構わないし、繊細でもよいし、変な私でもよいんです。
ダメだと思っている自分自身のことは消さないで保存しといてください^^何言ってるの?と思うかもしれませんが、これは本当で、直さなくていいところなんです。
それよりも、誰にもわかってもらえなかった悲しみを、自分だけは自分の事を理解してあげましょう。
ひとりで取り組むのは難しいと思うのでぜひカウンセリングを使ってみてください。一緒にやっていきましょう。
ダメな自分を直すことよりも自己否定を止めることを優先しましょうね。