自分自身・人間関係の悩み

こだわりのすれ違い

2017年1月19日

同じ日本語を使っているのに、話が微妙に噛み合わないなと思ったことはありませんか?

私は会社員だったとき、一緒にペアを組んで仕事をしていた方がいたのですが、言葉を尽くして説明しても通じ合わないことってあるんだな~と思ったことがあります。

その人は温厚で優しく、仕事が丁寧。とてもやりやすくて大好きな人です。「現状を整理しよう」とよく言われていたんですが、私の中ではすでに整理されていて、これ以上何を整理するんだろう、それよりも結論を出して欲しいと思っていました。

その人の中では整理されていなかったということだと思いますし、結論や方向性を出すためには私が何か見落としていた視点があったのかもしれません。

チームで何か一つのことを取り組んでいたりペアで仕事したりしていると、熱意があればあるほど自分の中にも相手の中にも独自のこだわりが生まれていることがあります。

そのこだわりの一部が人と違ったりして、それが話が噛み合わない要因になることがあります。

私は絶対こうした方がいいと思うんだけど、なぜか相手はそれだと納得していない様子だな・・・など、自分のやり方だけではうまくいかないことも出てきます。

そうなったときに、もし相手と立場が対等じゃなくて先輩後輩という関係だったりすると、無意識に遠慮してしまって、噛み合っていない部分を解消させないままに、もやもやを抱えて、イライラを募らせてしまうことも少なくありません。

先程の私の例では、どうして相手は「現状を整理しよう」と言うのか? これが私にとってわからない点でした。

「私と相手はこだわる場所や考え方が違う。だからお互いの違うところを知ってすり合わせをして、スムーズにお仕事を進めよう」このように感情的な色をつけずに考えることができたらきっとスムーズに進みます。

でも、私のやり方の方が正しいのにというように正しさの競争が起こっていたりすると、相手を否定するニュアンスが出て来て関係性がうまくいかなくなります。

また、相手への遠慮があると、言いたいことを言い出せないままに気持ちがくすぶってしまうこともありますよね。

やり方の一部が噛み合っていないだけなのに、そのフラストレーションが相手に対するイライラや怒りを生み出し

でもそんな嫌な気持ちになってることが申し訳ないと思ったり、自己嫌悪につながることもあります。

でも、相手の人が嫌いなわけではなくて、単にやり方が合わなかったりこだわりポイントが違うだけ。

いろんな感情を整理すると、すっきりして腑に落ち、次に何をすべきかが自動的に見えてくるものです。

なので腑に落ちた感がないときは、まだ整理できたとは言えないのかもしれませんね。

すっきりするまで何回も何回も自分の気持ちを振り返ってみることがおすすめです。

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