心理学を少しでも学んでいると、嫌だと思う相手は自分のシャドーであるとか、嫌だと思うのは何か自分に理由があるという物の見方をするんですね。
それは本当にその通りなので、ただ「嫌だ」で終わらせるのもアリですが嫌な理由を突き詰めていくと発見があることもあります。
ただ一方で、どう考えても合わない相手なのに、一生懸命自分を変えよう、嫌なこと自体を克服しようと頑張ってしまう方もいるようです。
仕事や何かで関わらなければならない相手は別ですが、プライベートであれば合う人との時間をなるべく多くとって合わない相手との時間はなるべく減らすのがいいと思います。わざわざ苦行をする必要はないと思いますからね。
合わない相手とは合わないので、気が乗らないことも出てくるでしょうし、お誘いをどうやって断ろうかと悩むこともありますよね。
どうやって断るかを何時間も悩むよりも、合う人との楽しい時間を過ごすことにエネルギーを費やした方がよっぽど建設的ではないでしょうか。
なぜ、合う人との時間を増やすことに一生懸命になった方がいいかというと、誰と一緒にいるかが、あなたにとってすごく影響力があるからなんです。一緒にいる人からは、知らず知らずの内に良くも悪くも影響を受けています。それはもう、言動や思想、生き方に至るまで。
自分らしく生きたい、自分が望む人生を送りたいと、あなたが願うならば。
その人と一緒にいることで自分らしくいられるか? その人と一緒にいることで、自分が望む人生を送るための良い影響を受けられるか?
これは、ちゃんと考えた方がいいです。それくらい、人の影響ってあるんです。特に自分らしく生きたい人は、自分らしくいられる時間を増やしていくことが大事です。
あの人と一緒のときは自分らしくいられるな、と思える人をどれだけ増やせるかが自分の生きづらさを解消することにも繋がりますよ。
苦行の時間を減らすことは、最初は勇気がいると思います。断ったら嫌われちゃうんじゃないか、とか、この人がいなくなったらひとりぼっちになっちゃう、と不安になることもあるでしょう。
その勇気を出せたら、もっといいものが手に入りますよ。