自分自身・人間関係の悩み

人といると疲れちゃう、そんなあなたに伝えたい領域意識の話

2017年1月12日

例えば、人の愚痴など本当は聞きたくないけどつい聞いてしまって、後から気持ちがどよーんとなったり、なんで私がこんな話聞かないといけないのよ!と相手に対する怒りが沸いてきたり。

相手の気持ちを先読みして、いつも期待に沿うように自分の行動を変えていったりするなど、相手の出方次第で自分の行動を変えているという場合。

もちろんそれが、自分にとってやりたいことなら問題はないのですが、嫌々やっているとしたら、こういうことを続けていくと、いつしか体が重くなって心もどんより疲れてきます。

人のことばかりやって自分は後回しという方が多いんですよね。

昔、私もそうしておいた方が安心だと思っていたのですが、でもそれって、実は自分が責められたくないという気持ちが隠れているんじゃないかなと思うんです。

周りのみんなを優先してあげて自分が一番最後になれば、私よりみんなはいい気分になれるはずだから私が責められることはないという気持ち。

それだけ、自分が悪いって思ってるんでしょうね。なんでそういう発想になるかというと、ルーツは家族関係など、心の深い部分に定着していることが多いんです。

こうしたときに役に立つのが領域意識という考え方。

領域意識とは、自分と相手の間には見えない線があり、ちゃんと線を引いて相手のことを引き受け過ぎないようにしましょうね、という考え方です。

著書『ゆずらない力』の中で詳しく触れているので、人と関わると疲れちゃう人はぜひ一回読んでみてくださいね。

「あの人がこうするから私は仕方なくこうするしかない・・・」と思いがちなんですが、案外自分の方から相手の領域に入っていってることが多いんです。もちろん意識上はそんなつもりはないんですけどね。

親切心だったり、断ると悪いな~という気持ちから出てきてることが多いんですけど、結果として、ふわふわしてしまって自分と人との間の領域があやふやになっちゃうんです。

嫌だなと思いつつ頑張って聞いていて、でももう私は限界だ!と聞くのを拒否してみたものの罪悪感が出てきてすごくつらいとき

私が「あなたが聞かなくても、その方は問題ないですよ」って答えると、「え?話聞かなくても良かったの?」とびっくりされることが多いですが、愚痴系はほんとにあなたが聞かなくても大丈夫なんです!

ただ言いたいだけというのもありますし、あなた以外にも聞いてくれる人がちゃんといますので安心してくださいね。

責められたくないという気持ちも罪悪感から来ています。実はコレも持たなくてもいい罪悪感です。

罪悪感って、厄介なんですけど、これこそ思い込みなんじゃないかなと思います。

「〇〇=罪、悪いこと」という構図があるわけですけど、それって本当に罪なのかな?別に悪いことじゃないよね?って感じることが私は多いです。

なるべく罪悪感は持たずに軽やか~に生きていきたいですね。

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