日常に役立つ心理学

愛するものが多いほど幸福度はUPする

2016年9月30日

今年4月のフェスタの講演で「愛されることもとても大事だし嬉しいけど、愛するともっと
幸せを感じられる」というようなことをお話させてもらったんですね。

やっぱり、自分発信でどれだけ愛したかは心の満たされ具合に大きな影響を与えるよなーって思うんです。

対象は、人でも物でも、自然でも何でもいい。好きなものや愛しているものがいっぱいあると、気分が良くなりますよね。

ただし、相手が人になると、愛を貰ってないのに先にあげることには抵抗が出てくるときもあるので難しいところですが。

「お母さんは私のことを全然愛してくれていないのに、なんで私が愛さないといけないわけ?」と思っちゃうのです。

私が受講する側だったとき、あるセミナーで親子の問題を扱っていたとき、講師が「お母さんは私を愛してくれなかったというけれど、そうじゃなくてあなたがお母さんを愛していないんですよ」と言っていて、最初はどういう意味かあまり理解できなくて頭の中が(・・?でいっぱいになりました。

相手が愛してくれないと怒るときは、相手じゃなくて自分が愛を止めている時なんだよ、という話だったんですね。

物をあげたら減るという物理法則と、心の法則は真逆。与えれば与えるだけ増えるのです。人に親切にしたからといって、するたびに心が貧しくなっていく人はいませんもんね。

親は結構ハードルが高いので、自分ができるところから愛を放っていくと気分が良くなるかもしれません。

物を大切に扱うことも、所作を丁寧に美しくすることも愛することの表れ。

そう思うと、茶道とか華道とか型があるものは愛の表現が型となって表れているのかなと思ったりしますね。

目の前のことに愛をこめると言ったりもしますが、すごく些細なことで心を満たすことはできるのだなと思います。

私もお茶を入れるときも、歯を磨くときも、日常をもうちょっと丁寧に愛を込めて過ごしてみようと思います。

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