友達が多いか少ないかって敢えて考えることはないのかもしれませんが、もし自分が少ないと認識していたら「友達が少ない私」のこと自分ではどう思っているんでしょうか?
会社では普通に話すしランチも一緒にするけど、これといって仲の良い人はいないし、きっと退職したらそれまでの縁もなくなるかもしれないと思える程度のお付き合い。
飲み会や遊びの計画は耳にするけれど誘われることはない。自分以外の人は仲良くしているように見える。
あーあ、どうせそんなものよねと思いつつ誘われない寂しさと、でもだからといって仲良くしたいかと言われるとそこは微妙なところ。とりたてて興味があるわけでもない。
なんて中途半端なんだろうと思うけど、でもどっちにも転べない。そんな自分がもどかしい。
家に帰れば一人だし、テレビは面白くないし惰性で流れているだけ。
携帯をちらっと見るけど、メールの連絡は特に誰からも来ない。かといって、友達がいないわけじゃなくて一応いるんだけど。
「友達少ないです」と誰かに言えるならまだ大丈夫です。もしあんまり考えたくなくて、できれば、言葉にして「友達少ない」とかっていうのも、口にしたくないのなら。
そんな自分から目をそらしたくなるのなら、そこにはあなたのどんな想いが眠っているんでしょう。
いつも平気なふりをしていても心は泣いているかもしれませんよ。
人から選んでもらえなくて悲しい。
ひとりぼっちの自分はみじめ。
どうしてこのわたしが。
プライドからの葛藤とどうしようもない孤独感がごちゃまぜになっているかもしれません。
でも本当は「友達の少ない私」と「私の価値」は全く関係がないことなんです。
あなたは選ぶ存在であって選ばれるだけの存在ではない。あなたにも選択肢がある。
誰とでも幅広く仲良くすることが価値あることで、少ないお友達を大切にすることが価値がないわけではない。
そしてね、選ばれないと思っているけど、それも違う。
自分が壁を作って入ってこないようにしているだけ。本当は、めちゃくちゃ好かれることが怖いだけ。だってダメな自分だから。
「私は誰からも必要とされていないんだ」という想いが、今の現実を創っているだけ。
誰かと比較することをやめて、現状の自分を認めてみること。羨ましい人はいるけど、私は
同じタイプにはなれない、だってこれが私なんだもの。と認めちゃうこと。
「私は誰からも必要とされていない」って誤解なんですよ。
そう思っている限りは、あなたが声をかけると「嬉しい~!」って思ってくれる存在がいることにも気づけない。
無駄に人間関係を広げず少ないお友達を大切にし、一緒にいる時間をたくさん作ってそこに繋がりを感じていく。
すると、今度はあんなに狭かった人間関係が広がっていくことに気付くでしょう。