つながる・コミュニケーション

パートナーに本当に言いたいこと、言えていますか?

2016年3月9日

普段仲良しでよく話しているというカップルであっても、肝心な部分を話していないことってあるかもしれません。

2人の間が徐々にすれ違いを起こしていったときも、最初のきっかけはほんの些細なことであることが多いのです。

「何か、もやもやするんですよね・・・」とおっしゃるときは、大抵肝心なことを口に出して言えていないときなんです。

もちろん何がもやもやしているのかがその場で分かっていたら伝えていると思うので、ご自身でも自分の本音に気付いていないということがあるんですね。

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これは最近わたしの家であったお話です。

わたしの旦那さんは優しくて大事にしてくれますし、わたしが何かやりたい!って言ったことに対しては何でも自由にやらせてくれます。

休日にカウンセリングをどんどん入れていても、わたしが好きでやっていることを知っているので快く送り出してくれます。

なんでも自由にさせてくれるのですが、誤解を招くとすれば放置系というのでしょうか? 旦那さんの基本姿勢は「そうなんだ~」で、それ以上突っ込んできません。

ある日、わたしは「どう生きようか」という大きなテーマで悩んでいて、すぐに答えが出るわけもなく
悶々としていたんですが

「好きなようにしてみたら」というのほほんスタイルでいる旦那さんに、なんだか無性に腹が立ってきたんです。

そのときは、なんで腹が立つのか自分でもピンときていなかったんですよ。なんでイライラするんだろう~っていう感じです。

しかも、優しくて何でもOKと言ってくれる人に対して、腹を立ててるってどうなんだろう、とか思っちゃったりして。

で、しばらく経ってからなぜかわかりました。そうです、自分の本音が見えてきたんです。

わたしはずっと「何でも、ひとりでできるもん」と頑張ってきたタイプだったので、自分の本音がチラチラ見えだすとすんごく嫌な感じがしてきました

そこは見たくないと言いますか。
でもカウンセラーたるもの見ないわけにもいきません!

おそるおそる本音に迫っていったんです。

それはある意味、自分ひとりでがんばることへの限界でもあり、甘えることでもありました。

今まで散々「ひとりでやらない」を実践してきて、助けてくれる人のいる有難さを感じていましたし、クライアントさんにも「人を頼ってもいいんですよ」「人の力を借りていきましょうね」って言ってるんですが、自分ひとりで何とかしようとする癖がまだ残っていたんですね~。

わたしは、旦那さんにもっと積極的にわたしに関わって欲しいと思っていたんです。

旦那さんというポジションから「もっと助けて欲しい!」「守ってほしい!」って思っていたんです。

この自分の本音に気付いたとき、プンスカ怒る腹黒な私になるよりも、甘える私になる方がきつかったというか(笑)正直めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

ですが、ここは伝えるときだー!!がんばれ私!と思って、そのまま伝えてみました。

「無性に腹が立つぜ!」と思っていた、怒りのその下にあった、本当の気持ちを。

助けてほしい、って。

。。。

。。。

それはすなわち、わたしの中で旦那さんの存在が大きいという証拠であり、他でもない旦那さんだからこそ力になってほしいって思ったんですね。

きっと旦那さんも、それを言われても自分がどうしたら助けることになるのかわからなかったと思うんですが、言ってみた結果、思っていた以上に真剣に耳を傾けてくれ、すんなり受け止めてもらえまして

「わかった。これから関わり方をちゃんと考えるね。力になれるように考えるね」と。

これってきっと「どうしたらいいか」という答えがすぐに出なくてもいいんですよね。

わたしとしては自分の気持ちがちゃんと伝えられたことでホッとしましたし、旦那さんとの距離感がまた近くなりました。

そうやって、お互いの本音をその都度シェアしながら一番良い形になるように徐々に作り上げていけば
いいんですよね。

特に、甘え下手の方は、自分の中のニーズ(助けてほしい、守ってほしい、わたしを見てほしい、愛してほしい)に気付かないことが多く、なぜかわからないけどもやもやするとか、腹が立つという表現で表に出てくることが多いです。

でも、腹が立った衝動のまま怒りをぶつけるだけだと、パートナーからしてみるとわけがわかりませんのでおススメはしません。

怒りを受け止められる普段からの関係性があれば大丈夫ですけどね。

そんなときは、深く深く自分の心の中を覗いていってみましょうね。

怒りは本音ではなく別の何かの気持ちを隠す蓋だと言われていますので。その下の感情があるはずなんですよね。

女性ならみんなが持つであろうかわいい本音が隠れているかもしれませんよ。

自分の本音がわからない場合は、ぜひカウンセリングを使ってみてくださいね。もやもやは早めに解消しておくことが大切ですから。

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