人には長所と短所があるように、出来る自分を認めることも出来ない自分を認めることも両方が必要です。
カウンセリングでは、自己価値UPしましょう、出来る自分を認めましょうというお話の方が多いかなと思いますが、実際にはどっちもいるんですね。
どっちを認めた方がいいかはケースバイケースで提案していますが、今回は出来ない自分を認めた方がいい場合のお話です。
どんなときに出来ない自分を認めた方がいいかというと、「思うようにいかないのに、自分はもっと出来るはずだと思っていて、出来ない自分を責めているとき」です。
特に、体が動かなくなっているときは要注意。ちなみに体に何か支障が出て動けなくなっているときは
体からのサインです。
心が自分の感情を受け止めきれなくなったときに体に出ているので、体からのサインを無視して「頑張らなきゃ!」って思うと余計にうまくいきません。
この状態で「自分は出来るのに!」って思っているとかえって自分を苦しめます。
自分が期待しているほど実際は出来ないからなんです。だから、自分が思ってるよりも「私は出来ないんだー、ダメなんだーどうしようもないんだー」って認めちゃうんです。
自分のダメさ加減をしっかり受け入れるんです。受け入れ、認めると自分を責める必要はなくなりますよね。
出来ることも、出来ないことも、淡々と「そうなんだー」って受け入れることができたら随分楽になります。
短所だって、「うん私悪いとこあるよー」って認めることができたらどうでしょうか。
ほんとは、長所にも短所にも、出来ることにも出来ないことにも何の意味もないんです。ただそういうもんなんです。
自分への期待は頑張る原動力になりますが、(体が限界にきているときは特にね)時に自分を傷つける刃にもなります。
どちらを選択するか、どちらの意味をつけるかはあなた次第なのです。