自分の力をちゃんと使おうとするときや、大勢の人の前に出るときは、他人の目を意識してしまうことがあると思うのですね。
私はどう思われてるんだろう。ちゃんとできてるかな。悪く思われてないだろうか、と。
他人の目が気になるのはごもっともなこと。でも他人の目ばかり気にしていると、いつまで経ってもやりたいことはできませんし、やるべきことをやっていない罪悪感がつきまといます。
何より自分以外のものに左右される状況は、自分の中の軸がブレて翻弄される感覚になるでしょう。
他人の目を必要以上に意識せずに自分の道を歩んでいこうとすると、自己肯定感が必要ですし、それ以上に「自分は何がしたいのか」に軸足を移していくことが道を開いていきます。
私はこれがやりたいとか、こうでありたいという自分の明確な意思を持つと、気づけば人からどう思われているかを意識している時間が減っていたことに気付くんです。
人目を気にしてしまう自分を失くそうとすることではありません。それはそれとして、自分がどうしたいのか、どうありたいのかを考える時間を増やすということです。
これも考え方の癖なので、自分はどうしたいのかを考える時間を増やすためには練習が要ります。
人前で何かを発表したりするときも、どう思われているか気になるのは仕方ありません。
発表を通じて自分は何を伝えたいのかとか、その時間を過ごしたときどういう自分でいれたらいいなと思うのか、そっちを考えるということです。
恋愛でもそうですが、相手からどう思われているかばかりに気を取られていると、傷つきたくない怖れから守りに入り相手をコントロールしようとしますので結果うまくいきません。
それよりも、自分はどうしたいのか、どうありたいのか、その時間をどう過ごしたいのか。主体的な発想をメインにしていくことです。
もちろん人目を気にしてしまう理由を過去に探していくのも効果的ですが、これからどうしていくかという点では考え方の癖を変えていくことが近道です。