自分の本音を認め、素直に表現できていると、物事はうまく循環していきます。
パートナーシップを含めた人間関係においても、ちゃんと本音をコミュニケーションできているかどうかで、相手と分かり合える度合は変わってきます。
ただし、自分でこれは本音だと思って言っていることが、実は本音じゃないこともたくさんあるんです。
本音って否定形がないんですね。心には否定形が存在しないからです。
不満を感じたときに、例えば「上から目線で話してこないで」と言ったとします。でも、これは本音ではありません。本音は~して欲しい、と肯定形で表現されるものです。
対等に話して欲しいとか、もっと私を大事に扱って欲しい、とかですね。
肯定形か否定形か、ただそれだけの話なんですが、この違いは結構大きいんです。
上から目線で話してこないで!って言うと、「上から目線で話す」「上から目線で扱われる」ことの方に意識がフォーカスされ、そういう現実を引き寄せます。
カウンセリングでお話を伺っていても、自分の本音に気付いている人ってそんなに多くありません。
特に不満が多い時ほど、「~しないで」という否定形が本音だと思っている人が多いんです。
本音に自分で気付くだけでも、すっきりして癒しが起こることがありますので、自分の本音ってなんだろう?といつも考える癖をつけると面白いですよね。
特に、彼氏彼女とのパートナーシップにおいては、自分の本音を知っておいたほうが、上手な(相手が受け入れやすいという意味)コミュニケーションをとることができるようになるんです。