昨日UPしました、タイプ別「やりたいことがない」あなたへでは、どのタイプであっても、目の前にある地味で些細なやりたいことを積み重ねていくことが、最初は大事ですよと書きました。
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タイプ別「やりたいことがない」あなたへ
「やりたいことをやりましょう」と言うと、何割かの方からは「やりたいことがわかりません、やりたいことがありません」と言葉が返ってきます。 やりたいことがない、ってどういうことなのか。 そもそも、やりたい ...
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これ、私も心の声がよくわからなかったんで苦労しましたが、ポイントは小さなことから。そして、意味のないことをする。です。
現状に不満があればあるほど、大きなことに取り組みたくなるんです。これさえ変われば、一発逆転!みたいな感覚ですよね。即効性のあるものが欲しくなるんです。
でも、現状に不満が強い段階では、即効性のある夢のようなものはないので、できるだけ些細なことから段階を追って積み重ねるやり方が一番効果があります。
二番目のポイントとしてあげた、意味のないことをする、というのは本当に自分が心から好きなことって意味がないからなんです。
好きだ、ということが自分にとっての意味、みたいな感じです。向上心のある方や、コンプレックスや不足感が強い人などは、意味がないことは苦手だと思うんですね。
今の自分では何か足りないと思っているからこそ、外側から色んな意味のあることを自分にくっつけて、立派な人になろうとしちゃうんです。
成功したら幸せ
頭が良かったら尊敬される
パートナーがいたら幸せ
とか。
でも、それってハリボテであり、かりそめのもの。
時期がきたら、剥がれちゃいますし、皮を一枚剥がした後の自分がどうしようもないって思っていたら、立派で素敵な人アピールを延々とし続けばければいけないので、それはそれはしんどいはずです。
私が昔、そうだ、本を読もう!と思ったとき、何を選んでいいのか全然わからなかったんです。
当時は頭が良くなりたかったので(笑)、この本を読めばすごく知識がつきそうだという理由で本を選んでいたときがありました。
でも、正直興味がなかったんでしょうね、読んでも頭に入らず、最後まで読めないということもありました。
それから、純粋に面白そうだという理由だけで本を手に取るようにしてみたんです。この際、知識を増やそうとかそういう欲望は諦めようと。
すると、私の興味は小説に向かいました。小説ってフィクションだから、それを読んだからといって何もならないなぁというのが率直な感想だったんですが、でも読んだら面白い。また読んでみようと思う。
意味のないこと、役に立ちそうもないこと、ただ心が求める本を追っていったら好きな作家さんが出来ました。
その作家さんの世界観がまた味わいたくて、その作家さんシリーズを一通り読みました。それなりのものもありましたが、時々、心にものすごーく響く本に出会います。読みながら号泣、なんてことも。
やりきれないストーリーで、胸が締め付けられる思いで読み終わったら放心とかもありましたね(笑)
意味はなくとも、その本を読んでいる間の時間は私にとってはとても楽しい時間であり、作家さんならあの人が好き!みたいな、読書に限らず、お友達でも、お洋服でも、あなたにとっての「好き」「やりたい」を一つずつ増やしていっていただけるとあなたを取り巻く世界は豊かになります。