高見のエッセイ

年越しそばにみる思い込み

2015年12月31日

最近はとても楽しく過ごしていたのですが、また一つ自分の中の思い込みに気付いたことがありました。

お正月はおせちで、大晦日は年越しそば。

おせちは好きなのですが、私の中で年越しそばは美味しくないってイメージがあって、それを食べなきゃいけないのは憂鬱だなぁって思ったんです。

旦那さんは、エビ天がのった年越しそばを絶対に食べる!と言うもんで。

ここで、心理学を学んでいる身なので考えます。なんで嫌な感じがするんだろうって(笑)どうやら、私の中で義務感があったからだったのでした。

そもそも温かい麺類はあまり好きじゃないというのもあるんですが、それなのに年越しそばでなければいけない感が自分の中であったんです。

年末年始の行事は自分がしたいからするというよりも、しなければならない義務感の方が勝ってしまっていて、義務だって思うとそれだけで憂鬱になってしまうんですよね。

今年は美味しいのを工夫して作ったらいいし、そばが嫌ならうどんでもいいし、なんなら全く違うのでもいいんだしって思ったら気が楽になりました。

行事はお楽しみ事であって、やらなけらばならないことなんて本当は一つもないんですよね。単に自分がそうしなければいけないんじゃないかって怖れているだけ。

年越しそばひとつとっても案外思い込みがあったことが発見でした。どうせなら、自分が楽しめるように工夫しちゃいましょう。

こんな些細なところにもある思い込み。

他のことでも、嫌な感じがするな~って思ったときには、あなたの中に何らかの思い込みがある可能性が大です。

自分にとって良い思い込みなのか、はたまた自分を苦しめる思い込みなのか。どうせなら自分にとって
良い思い込みにしてしまって、不要な思い込みは手放していきましょう。

年末年始の帰省も、基本は帰りたいから帰る、ですよ。帰らなければならないものではないんです。

みなさま、よいお年をお迎えください。

ワークショップでいただいたお花たち。

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