あなたに嫉妬してくる人について、あぁこの人は苦手なタイプだなと思ったことはありますか？
（もちろん私は全然苦手じゃないのに、どうして相手は嫉妬してくるのかなぁということもあります）
もし、嫉妬してくる人に共通するタイプがあり、それが苦手だと思うのならば、その人達はあなたのシャドーなのかもしれません。
シャドーというのは、自分が抑圧している影の部分のこと。嫌だと思っている部分ですね。
例えば、嫉妬してくる人に共通するタイプが「目立ちたがり屋・とても女性的・気が強い」であるとします。
あなたはこれらの要素が苦手だとすると、もしかしたら「あなたの中にも同じ要素があるのかもしれない」と心理学では考えます。
私たちは自分に禁止していることを、他の人が堂々とやっているのを見ると気分が悪くなるんです。
例えば、サボっている人を見てイライラが止まらないときは、自分も楽したい気持ちがあるのだけど、仕事だからやるのは当然だと思って自分を律しているのです。
「私は我慢してるのに、あなたは何よ！」となるんですね。
話を戻すと、本当は、あなたも目立ちたがり屋でとても女っぽく気が強いのだけれど、それは良くないことだという観念があり、一生懸命抑圧しているのかもしれないのです。
そう聞くと、どう感じるでしょうか？
もし、「なんだか嫌だな～」「認めたくないな」「もやもやする」と思うなら……当たり！です。
自分の中でダメだと思って抑圧してきた要素にＯＫを出し、「私にも同じところがありました」と認めていけると、嫉妬してくる相手に対して苦手な度合が減ってくるのです。
自分をもっと楽にさせてあげたいなら、こうしたテーマに取り組んでみるのもいいと思います。
「この人嫌いだな～。それに相手も私のこと嫌いみたいね」と思うのと、「私は全然あの人のこと嫌じゃないのに、なんか嫉妬されるんだよなぁ」と思っているのとでは、ちょっと違いますよね。
嫌だなと思うことが減ればその分気が楽ですし、何より自分にダメ出ししていた要素がなくなるので、心は軽くなり自由度は増します。
ただし「これに取り組まないと嫉妬は絶対になくなりません」というものでもないので、「そうなんだ～」と思ってみるだけでも全然いいと思います。
ただ、そういう心の仕組みがあると気付くだけでも感覚は全然違いますよ。