自分らしく生きる

「そこそこ幸せ」から抜け出すために

2015年11月5日

そこそこ、うまくいっている。
そこそこ、幸せ。

それなのに、何か足りない感じがするとしたら。勇気を出してその自分の感覚に正直になってみましょう!

「足るを知る」という言葉がありますが、それなりに幸せならそこで満足すべきだとか、「これ以上何を望むの?」という周りからの視線を感じることがあるかもしれません。

そこそこ幸せでそこそこ満たされていたら、これ以上は我慢すべきだという感覚は持っていないでしょうか?

それなりに幸せだと満足感を持っているのと、そこそこだからと自分を慰めているのとでは意味合いが大きく異なります。

もし幸せに制限がないとしたら、どうしますか? あなたが今よりもっともっと幸せになれるとしたら? ちょっとワクワクしてきませんか?

幸せや喜びは感じれば感じるだけ増えていくものです。カウンセリングに初めて出会ったとき、私は「そこそこ幸せ」な状態でした。

だから、「そこそこならそれでいいや」と半ばあきらめにも似た気持ちを感じていたのかもしれません。今から思えば、感情があまり感じられない状態だったんですね。

無感動と言いますか、何かあっても、ふーーーーーん・・・という状態で。心が動かない。当時は自分のことを冷たい人だと思っていたんですが、そうではなかったんですね。

いつも余所行きみたいな感覚だったので、自分の感情を抑えるのが癖となり、それが当たり前になっていただけでした。

そんな状態なので、すっごく感動することも、すっごく心が揺さぶられることもなく。私にとっては、感情を揺り動かすことが、そこそこから抜け出すための鍵になっていました。

あなたは、最近感動したこと、大きく感情が動いたことはありましたか?

もし、No!であれば、感じる心を取り戻すことによって、もっともっと情感豊かに世界に鮮やかな色がつく経験をこれからたくさんすることができます。

心が感じられなくなるのは、カウンセリングでは一種の防衛反応だと考えます。何らかの理由で傷つきたくない!と思うと、感じないようにして心をそれ以上傷つくことから守ろうとします。結果、傷つくことも減りますが、同時に喜びも減ってしまいます。

感じるセンサーはネガティブだけを閉じるという器用なことはできないからなんです。面談カウンセリングでは、どの時点で心を守ろうとし始めたのか、時期を特定して感情を解放していくセラピーを行うこともあります。

寂しかったのに、寂しいと言えなかった。
悲しかったのに、そう伝えられなかった。

置いてけぼりになっていた心を見つけて、感じても大丈夫なんだと寄り添ってあげる必要があります。もし感情を動かし始めることができたら、「そこそこ」から脱出することができますし

そもそも、どうして「そこそこ」レベルで「とびきり幸せ」ではなかったのか、何が足りなかったのか。本当に欲しかったものは何だったのか。これを見つけていくことができるようになります。

そのためにも、まずは感じる心を取り戻すことですね。

日常できることについてちょっとだけご紹介しますね。

まず大事なのが「そこそこでいいや」という諦めを捨てて、今でもそれなりだけど、もっともっと素晴らしい人生にしたい!と心からそう望んでみてください。

決めることで、あなたの深い意識の層まで願望が浸透していきます。強く望むこと・心から決めることで、すべては動き出しますから。

次に、あなたの感情を動かすもの(喜びや楽しさ、幸せを感じるもの)に注目してそれらを増やしていくことです。

幸せだ!って心から思えるようになるためには、感情を伴うことが条件なのです。

当たり前かもしれませんが、仕事、家庭、恋、健康、人間関係、お金・・・どんなに恵まれた環境にあったとしても、感情が動かないことには幸せは感じられません。

アンテナを立てて、幸せを感じる感度をUPさせていくと、何気ない日常も喜びに溢れてきます。アンテナを立てるためには、日常の一つ一つやっていることに対して、そのものに向き合う姿勢がいります。

ご飯を食べているときは、目の前のご飯に集中する。五感を使ってしっかり味わう。できたら、ながらスマホはしばらく止めておきましょうね(笑)

歩いているときは、外の景色を見て皮膚に風の心地よさや温度を感じてみてください。もともと備わっている五感をフル活用するイメージで楽しみながらトレーニングしていくといいですね。びきりの幸せの扉はすぐそこまで来ていますよ(*^_^*)

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