電話でも、対面形式でも、カウンセリングといえばお客様の話を聞くところから始まりますよね。
でも、その自分の話を聞いてもらうことが、なんだか悪い気がするというコメントをお聞きすることがあるんですね。しかも1人だけじゃなく複数の人から。
悪い気がすると正直におっしゃっていただけてるので、まだ良いのですが、中には思っていても言えていない人もいるんじゃないでしょうか。
自分なんかの話を聞くために時間を使ってもらうなんて申し訳ない、という気持ちが出てくるのは、今まで十分に自分の話を聞いてもらうという経験が少なかったのかもしれません。
カウンセラーに対してさえそうなのであれば、他の人間関係においてもそうした遠慮を常に持っている可能性がありますよね。また、もしかすると、本当は聞きたくないことも我慢して聞いていたことがあるのかもしれません。
だって、聞きたいことだけ聞いていたとしたら話を聞くことは楽しいことというイメージになりますから、話を聞いて相手が困るだろうという発想にはならないと思うからです。
私は人の話を聞くのが好きなので、申し訳ないなんてこれっぽっちも思っていただかなくていいんです。カウンセリングをしてること、話を聞くことは、私の喜びなんです。だから、やっちゃダメと禁止されたら、きっと怒りますね(笑)
自分の話を聞いてもらうことが申し訳ないって感じる方は、日常聞きたくない話を我慢して聞いていないか、チェックしてみましょう。そして、我慢をやめながら人との間にある安心感、信頼感を一緒に育てていけたらいいですね。