自分らしく生きる

「自分がない」と感じている人

2018年9月4日

他人の意見に振り回されやすかったり人の顔色をうかがって過ごしていると、自分が何をしたいのかがわからなくなることがあります。

現状は嫌だけど、どういうふうになりたいかと言えばよくわからない感じがして「私は自分がないのではないか?」と感じることもあるようです。

ただし、そういった不安を持つ人とお話しさせて頂くと「自分がない」わけではないことがわかります。

本当は、「私はこれが嫌、これはちょっと気に入ってる」などという、その人なりに思っていることがあるのです。

話を聞けば聞くほど、「私はこれに心惹かれるんです、でもこういうことはどうなんだろうって思う」という話が出てきたりして、いやいやむしろ、自分がとっても「ある」じゃないか~!と思います。

でもそうしたその人なりの意見とか思っていることが、周りにいる大多数の人たちの傾向と一致していないと、不安になってしまうようです。

私だけなにか違う。
それって変なのかな?

そう感じることで、無意識のうちに自分の意見を引っ込めてしまっているんです。

周りに遠慮しているうちに気づけば自分がないような感覚になってきちゃう。

周りと価値観や方向性が同じのほうが確かにやりやすいとは思いますからね。

でも、周りとは意見や方向性がちょっと違う、それが「私」なんだと受け入れることができれば、自分がないという迷子状態からは抜け出すことができます。

今の周りにいる人たちと価値観や方向性が違っていてもおかしなことではないし、自分と同じ価値観や方向性を持つ人も場所を変えればきっといるはずです。

子供時代は、親や周囲の大人たちと考え方や価値観が違いすぎると大変だったこともあるかもしれませんが、大人になった今は選択して環境を変えて行くこともできます。

まずは現状をどうこう変えていくことよりも、自分の内面にある「これが好き、これは嫌い」という自分の思いを、そのまま受け入れてOKを出すことをやってみましょう。

そのときに、どうしたらいいんだろう?と何かしらの結論を出したくなってしまうものですが、そこは一旦横においておくこと。

じゃあどうする?という結論を出さねばと思うと、不安感から、自分の「こうしたい」が引っ込んでしまいます。

周りの人の考えと違っていても、あの人はこうで、私はこうなんだ、と淡々と眺めてみる感覚でいるとちょうどよいかもしれません。

じゃあどうしたい?を考えるのは、自分の考えや好みをしっかり認めた後でも遅くはありませんからね。

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