自慢したくなる気持ちの裏に隠れているもの

人付き合いにおいては、対等性というものが大事なんですが、対等性が崩れてくると違和感が出てくることがあります。

みなさんも、上から目線の発言をする人やすごいでしょとアピールしてくる人と一度は出会ったことがあるんじゃないかと思います。

どうして上からの発言になってしまったり、すごいでしょってアピールしたくなるんでしょうか。

ポイントになるのは、劣等感です。

私ってすごいでしょ、とつい言ってしまう人というのは、一見すると自信満々に見えるんですが、

心理的には常に「負けている」という意識を持った人です。

そのままの私だとみんなに負けているような気がしてしまうので勝っていることをアピールしなければならないんです。

上から物を言ったり、自分がすごいことを知ってもらうと、安心するんですね。

まぁもちろん、あまりやりすぎてしまうと、めんどくさい人になりかねないわけですが。

本当にすごい人は、心が安定していますし勝ち負けで人間関係を見ていないので、

上から目線になったり自分の優位性をアピールする必要がないんですよね。

とはいえ、私も20歳前後の頃は、すごいでしょアピールをしたくなっていた時期がありました。

周りのお友達はみんないい人だったので、素直にすごいね~って言ってくれましたが、それで自尊心を満たしていたことがあったように思います。

今となっては、当時は不安が強かったんだなと思います。

自分に自信がなくて、そのままではダメな人間だという不安感から、みんなに認めてもらわないと立っていられなくて、必死だったんでしょうね。

薄々、自分でも私ってすごいでしょアピールばっかしてるなと気付いてはいたんですが、でも、自分の力だけではどうにも止められなかったですね。

今、その頃の自分に何か言えるとしたら、人が誰かと友達になりたいと思うときや、よりよい関係を築いていきたいと思うときというのは

相手がすごい人だから、という視点だけではないということ。

いくら自分がすごい人だってアピールしても、ただの自己満足ですよね。相手にとっては何のメリットもないのですから。

ダメなところも含めて信頼し合えるような関係や、思いやり、バカっぽいことも一緒に楽しめるようなお気楽さ、相手への敬意、そんなところが大事なのかなって思います。

不安感が強いときは、どうしても優劣をつけたくなってしまうものですが、優劣さえもカバーし合って、お互いの長所を伸ばしていく。

そんな関係性に価値を見出せたらいいなと思うんです。

アピールしたくなるとき、実はその奥に『このままの私では足りない』という不安が隠れていることが多いです。

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この記事を書いた人

高見綾|女性リーダー専門の心理カウンセラー

職場の人間関係に消耗している女性リーダーが、
自分を責めずに前へ進めるようになる専門家。

嫉妬・摩擦・正論が通らない——
その構造を心理の視点で整理し、
「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)韓国語版も出版
NHK「あさイチ」職場の嫉妬・妬み特集 VTR出演などメディア協力多数。

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