つながる・コミュニケーション

自分の価値は、自分ではわからないもの

2015年6月10日

誰かを好きになっても、私なんかでいいのかなって思うことがあると思うんです。私はすごく好きだけど、でも私なんかが彼を好きになったら迷惑かな、とか。

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好意を持ってもらったときも、私のどこがいいんだろう、こんなとこもあんなひどいとこもあるし、彼は私の一体どこを見てるんだろうと不安になることもありますよね。

どちらにしても、できることなら「私っていいところがいっぱいある」から好きになってもらえるよねって疑問を持たないでいたいものですよね。

無価値感のルーツは、幼少時の家族との関係や、傷ついた経験、社会的な価値観の影響を受けたことなど、いつの頃からか自分の価値について誤解してしまったことから始まります。

無価値感があると、あの人と仲良くなりたいって思ったときに、その一歩が踏み出せなかったり、ものすごく勇気がいったりします。

自分には何もいいところがないんじゃないかって心の奥底で思っていたら、好きな相手には近づきにくくなりますよね。

むしろこれ以上近づいたら迷惑なんじゃないかという気すらしてくるかもしれません。

相手の話を聞いてあげたいとか、何かプレゼントしたいとか力になってあげたいなと思ったときにも、自分に価値を見い出せていないと、与えずらくなります。

「どうせ私なんて・・・」とは、できたら思いたくないですよね? 無価値感があると1番辛いのは自分自身なんですよね。

素直に好意を受け取れないですし、何かしてあげたくても躊躇してしまったりして一歩が踏み出しにくくなる。(本当は好きになってもらったら嬉しいし、自分も相手に何かしてあげたいのに・・・)

それに、こじらせると卑屈になってややこしくなります。

どうせ私なんかじゃダメなんでしょ、というオーラを無意識に出してしまうと、「そんなことないよ、ダメじゃないよ」って相手は言わなきゃいけないような気持ちになりますから負担に感じてしまいますよね。

自分に価値を見てくれたなら、ふーん、そっかぁと否定することなく、この人にとってはそうなんだな、という目線で見る癖をつけるといい練習になります。

自分の価値って、自分ではわからないもの。自分の価値を低く見積もってしまいがちなら、自分の感覚よりも相手の感覚を信頼してあげるといいですね。

自分ではわからないからこそ、周りの人からたくさん教えてもらいましょう。

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