「なんだか・・・もやもやするんです」。これ、カウンセリングでよく耳にする言葉です。もやもやした気持ちの正体ってすぐにはわかりませんよね。
はっきりとコレが原因だ、というものでもなく、候補はいくつか思いつくけど、そのどれもが影響しているような、そんな曖昧な感覚。
一つを解決すればそれではい終わり、というものでもなく、絡みあう何かがあるような感じ。
人に説明して、もやもやの正体が何かわかるだけでも、この憂鬱な感覚はかなり解消されると思うんですね。
ただ、自分の内面に起きていることを周りの人に説明するのは苦手だなって感じるところはないでしょうか?
こういう事実があって、だからこう感じた。と原因と結果という形で説明するのが苦手だったりしないでしょうか。
その要因の一つに、自分の気持ちを抑え込みすぎて何が原因だったかわからなくなっているケースがあります。
寝かせすぎと言ってもいいかもしれません。寝かせている間に、原因が曖昧になり、ネガティブのループが始まることもあります。
もう一つの可能性としては、自分ではなんとなく原因に思い当たることがあるのだけど、それを見たくない理由がある場合です。
核心部分には触れたくないという気持ちがあるときは、無意識に自分を誤魔化そう、見ないようにしようとします。
なので、本当に上手に原因部分をスルーすることもあるんですね。
いずれのケースにしても、モヤモヤした気持ちをすっきりさせたいと思ったときには、自分の心がどのようにに揺れ動いているのか、その本質部分から目をそらさない勇気が求められるのかもしれません。