今回は、相手から快く思われていないのは伝わってくるけれど、直接嫌味を言われたり被害を受けたりすることはないというケースを取り上げてみます。
人って不思議なもので、言葉に出さなくても表情や雰囲気・言い方などで、相手から張り合われているなとか、面白くないって思われているんだろうなとかってなんとなく伝わりますよね。
直接的な言動がない分、嫉妬された側としては何かアクションを起こす選択肢がありません。
何も言われなくても、独特の嫌な空気感は感じることになりますから、やっぱりできたら感じたくないなと思うわけですよね。
このようなケースで大事なのは、どうアクションを起こすかよりも、どのようなスタンスでいるかなのですね。
なぜ直接嫌味を言われたり攻撃されたりすることがないかと言うと、相手はあなたに一目置いているからです。
そういった場合、必要以上に下手に出たり謙虚に振舞ったりすると、かえって嫉妬心や競争心を煽ることになってしまいます。
自分が一目置いている相手が「私なんて全然大したことないです。〇〇もできないし△△もだし…」と下手に出てくると、嫉妬する側としては自分の気持ちをないがしろにされたようで、あんまりいい気分はしないですよね。
相手はあなたにいろいろな物を映し出しています。時には、相手の物の見方を引き受けてあげる方がうまくいくこともあります。
それが、自分の影響力を受け入れることです。
傲慢になるとかそういうことではなく、相手に対する自分の影響力をフラットに認めていく、というニュアンスです。
すると、あなたの振る舞い方が変わり、相手にも影響を及ぼすのです。