自分はただ仕事を一生懸命頑張りたいだけなのに、邪魔してくる人がいる。普通に過ごしているだけなのに、嫌味を言われてしまう。
さまざまなシチュエーションで、いわゆる足を引っ張ってくる人というのが現れることがあります。
足を引っ張ってくる人は、家族や友達、職場の人など、自分の身近にいることが多いものです。
これはなかなか困ったもので、足を引っ張られたら、やはり気分の良いものではないですよね。なんでそういうことしてくるのかなぁ?と、相手の心理がわからずに困惑してしまうこともあると思います。
足を引っ張る人が出てくるときは、あなたに勢いがあったり、良い方向に変化していたりして、うまく行っているときに多いんですね。
そんなあなたを見て、周りの人はちょっと焦ってしまったわけです。
「なんであの人だけうまくいくの?私だって頑張ってるのに。面白くない」という嫉妬心もあるでしょうし、「あの人が先に行ってしまう。このままでは私は置いてかれてしまう」という不安や焦りを感じているケースもあります。
いずれにしても、周りからは、あなたがうまくいっているように見えるから、それを阻止したくて足を引っ張ってくるということなんですね。
ちょっとうまくいっただけで、毎回足を引っ張られるとしたら、結構しんどいですよね。ご相談でも、こんな思いをするくらいなら、目立ちたくない、うまくいきたくないとおっしゃる人もいます。
その気持ちはすごくわかるんですよね。
でも、、やっぱり勿体ないかなぁ、、と思うんです。
実は、足を引っ張られないように、あなたができることもあるんです。もちろんこれをやったからといって、全部防げるというものではありません。でも、やらないより、やったほうが関係性はうまくいきやすいです。
それは、「周りの人の良いところを承認する」ということなんです。
え?なにそれ?と思いましたかね。
例えば、「〇〇さんの努力家なところ、私、本当にすごいと思いますよ」「〇〇さん、こういうところ、流石ですね」と、周りの人のすごいところ、尊敬できるところ、良いところを積極的に見つけて伝えてみるんです。(やりやすい人からやる、というのも大事)
これ、心から思っていることを伝えるというのが最大のポイントです。嘘はダメですよ。心にもないことを言うと、相手にちゃんと伝わってしまいますからね。
これをやると、「自分の良いところを認めてもらえた」という気分になるので、やはり相手は嬉しいんですよね。
上手に嫉妬をかわしている人をよーく観察すると、たいてい、この承認すること・相手の良いところを伝えることを、まめにやっていることがわかります。
それに、相手からすると、うまくいっているあなたに承認されるからこそ嬉しい、という側面もあります。
嫌味を言われても、うまくいってる証拠だから気にするな、という考え方もありますが、私としては、やっぱりそういうのって気になってしまうものだと思うんですよね。完全に気にしないのはなかなか難しいですよね。
それよりも、あなたの方から、周りの人をいっぱい承認してあげることが、人間関係に余分な波を立たせない良い方法なんじゃないかなと思っています。
基本的に、私たちは自分のことを認めてほしいものです。承認欲求なんて言葉があることからしてもそうですよね。みんな自分を見てほしいのです。
あなたが周りの人の良い部分に光をあてることができたら、関係性が変わってくるかもしれません。少なくとも、あなたの味方になってくれる人は現れると思いますよ。