さて今日は、前にも後ろにも右にも左にも進めないときのお話です。
進むも地獄、後退するのも地獄、ただ立ち尽くすしかないこともあるでしょう。
仕事を辞める辞めない、どちらも困る。パートナーと結婚する、しない、どちらも選べない。寂しくて誰かと繋がりたい、でもニーズが強すぎて人が離れていってしまう。
こういう場合には往々にして早く決めなきゃいけない事情があったりもしますから余計に精神的には追い詰められていきますよね。
どちらも選べないときというのは、どちらも選びたくないときなんです。
それだけ切羽詰まっているのに選べないというのは、何か理由があるものです。
ただその理由は当事者である自分の視点だけだとわからないことが多いんですね。
カウンセリングでお話を聞いていると、どちらにも進めないときはその選択肢そのものが意味をなしていないことが多いんです。どちらにも進めないときは、そもそも選択肢がおかしいこともあります。
今のあなたには思いつかないような第三の選択肢が突破口になる可能性が大なのです。
選択肢を作り出した元になっている思考パターンをよく見つめてみましょう。
制限された思考、誤った思い込み、そして、うまく行かない前提。あなたの思考パターンの中にも含まれていないでしょうか？
どちらも選べないときは、本当にその選択肢しかないのだろうか、という視点を持つといいと思います。
自身の偏った思考パターンに気付き、選択肢を変えていくことができればおのずと突破口が見えてくるでしょう。