つながる・コミュニケーション

好意を持ったときの勇気の持ち方

2015年5月20日

誰かを好きになるって、とても素敵なことですよね。

でも、好きになったはいいけれど、果たして相手は自分のことをどう思っているんだろう?私と同じように興味を持ってくれているんだろうか?

もっと距離を近づきたいけど、なかなか思うようにいかない。

電話をしても忙しいのか出てくれないこともあるし。メールしても返事は一回返ってくるけど、それに返信すると、その次はなし。ラリーにならないんだよね・・。

相手は私のことどう思っているのかな、テンポよく続かないってことはダメなのかな。

好意を持つと、相手も自分と同じように思っていてくれるのか、めっちゃ気になりますよね。

「相手は私のこと、一体どう思っているんでしょうか?」

これはカウンセリングで聞かれることなんですが、この質問にお答えする前に、大切な勇気の持ち方があるんです。

誰かと付き合いたいと思うと、うまくいかないかもしれないというリスクが発生します。

それを背負ってみようと思える勇気が必要なんです。

この勇気は結構難しくて、ついつい相手に背負わせてしまうものなんですね。だって傷つくかもしれないと思うと怖いですもんね。

お付き合いとなると、相手あってのことなので、両想いになれることもあれば想いが届かないこともあります。

自分と同じように好きになって貰えなかったらショックだし、ものすごく傷つきますよね。

だからこそ好意を伝えること、そして好意があると相手にバレてしまうことはとっても怖いことです。

好きになったのはまぎれもなく自分自身なのですが、私たちは傷つきたくない!って思うと、そのリスクを相手に背負ってもらおうとしてしまうことがあります。自分が動かずに相手を動かそうとしてしまうんです。

相手のこと好きだって自分は言わないけど、相手には「私のことどう思っているの?」と聞いて相手を振り向かせよう、肝心な言葉を言わせようとしてみたり。

相手に好意は伝えないけど、色々な既成事実から、私の気持ちわかるよね?と暗に言おうとしたり、好意は隠しているけど、出かける・連絡するなどで周りから囲うように親密な既成事実を作っていったり。

傷つきたくないからこそ、相手にゆだねてしまうんです。

ただ相手からしてみると、好意を隠しているつもりでも気付かれていることが多いもの。リスクを冒さないその姿勢は、この人は傷つきたくないんだな、自分を守りたいんだなと伝わってしまいます。

相手からするとリスクを投げられたようで、あまり気持ちのいいものではないですよね。

それではせっかく好きになれたというのに、勿体ないです。誰かを好きになれたというのは、とっても素晴らしいこと。

でもそこから先のこと、相手がどう思うか、付き合ってくれるのかどうかは相手の判断次第。

あなたは「自分が相手を好きである」ことに自信と責任を持って、その先の判断は相手にお任せというスタンスで、自分の手元から手放していけるといいですね。

「私はあなたが好き!」というはっきりした態度・リスクを自ら背負うその勇気は相手側からみるととても魅力的ですから。

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