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家族関係がもらたす影響って結構大きいんですよね。
わたしたちの価値観や考え方の癖、思い込みなどは幼少期に原型ができたものが多くあります。
兄弟関係もそのひとつ。名古屋は家とのつながりが強く、家とか家族といったものを大事にする傾向にありますよね。
たとえば私は上の兄弟がいるのですが、家族の中で一番年下だったのでどうしても無価値感が強くなる傾向にありました。
自分にできることも少なかったので、役に立ててないなーという思いがあったんですね。
上の兄弟が親から怒られているのを見ながら学んでいくので、要領はよくなりますし、上の兄弟ほど責任もないので自由に振る舞えるようにもなります。
ポジションとしては、みんなから可愛がられるマスコット的な立ち位置にいたようです。
ワンちゃんやネコちゃんなどのペットのように、何か役立つわけじゃないけど可愛がられる、そんな感じでした。
それゆえ、私には何もできないという思いも生まれ、幼いながらに上の兄弟には勝てないしで、悔しかったりしたものです。
一方で長男、長女は親からみても初めての子なので、要領がわからずとにかく一生懸命になったり厳しく育てたりすることもあるかと思います。
お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからという理由で我慢したり、下の兄弟の面倒をみなきゃいけなかったりもしますよね。
そのためか長子は与え上手でまじめでしっかりした人が多いように思います。
兄弟の中でどのポジションであっても、良いところもあれば苦労ポイントもあります。
兄弟関係のルーツをひもとくとき、今の自分がもっと生きやすくなるためには、どういう考え方の癖を見直せばよいのだろうか?という視点で見るといいですよね。
例えば、役に立てないとか私には価値がないといった思いが、幼少期・末っ子だったというポジションから来ていたものだとしたら
役に立ててないというのは誤解であること、可愛がられるという別の価値を持っていたこと等をもう一度見直してみて、自分の価値をちゃんと受け取るということをするといいですね。
長男、長女で我慢しすぎてしまう癖があるのなら、幼少時代は我慢せざるをえなかった環境にあったことを理解し
そして大人になった今は我慢するのかしないのかを選択する力があることを再認識するといいかもしれません。
長子と末子。一人っ子の方もいると思いますが、どちらも良いところ、苦労したところ、両方あると思いますが、これらのルーツを今に生かしていけるるといいですね。