私たちの感情は共鳴します。誰かがワハハと笑えば、つられて笑ってしまうことがあるように共鳴するものなんですね。
怒っている人や泣いている人を見ると妙に気持ちがザワザワして気になっちゃう。なんか苦手で嫌だな~と思う。しばらく引っかかって思い出したりする。
そんなときは自分の中にも、同じような感情があってそれが共鳴していたりするんですね。
私は不機嫌な人とか怒っている人が苦手でした~。そばにいると、体が緊張しちゃうし何か悪いことを自分がしているんじゃないかという気になってしまうんですよね。
不機嫌な人や怒ってる人が大好きという人はほぼいないと思いますが。でもだいたいどこの職場にもプンプンしてる人ってひとりくらいはいたりしますよね。
自分も怒っているのに抑圧していたり、悲しくて泣きたいのに我慢して平気なフリをしていたりすると、そういったネガティブな感情をオープンに表現している人をみるといや~な気持ちになるんですね。
ネガティブな感情を表現することは良くないことだと思っていたら腹が立ちますし、自分が怒りや悲しみを我慢していることに気づいていなかったり、どう扱っていいのかわかっていなかったりすると感情的な人をみると戸惑います。
場合によっては怖くて逃げだしたくなるような気分になるかもしれません。
もし、自分の中に怒りや悲しみがあることをちゃんと認めていて「悲しいこともあるよねー、怒りたくなるときもあるよねー」と上手に消化できていたらどうなるでしょうか?
怒ったり泣いたり不機嫌な人を見ても、そこまで振り回されることがなくなるんです。
好みはありますから、その場で「嫌だな」と思うことはあったとしても、不機嫌な人のことが家に帰ってもずっと気になる、もやもやザワザワする、といった症状は起きにくくなります。切り替えられるようになるんですね。
感情的な人が苦手という場合も「自分の中の感情的な部分を嫌っている」というのが理由かもしれません。
自分が反応してしまうところには何かしらの理由があるもの。他人は鏡のような存在とはよく言ったものですよね。
人間関係に現れてくることは自分の内面を表していることが多いんです。