こんにちは。高見綾です。
先日、ある人の講演会に行って来まして、そこで印象的なフレーズが出てきたのでここであれこれ考えてみたいと思います。
それは『出会った人に運命を感じ大切にできるかどうかで、その後の友人関係を含めた人間関係が変わる』というのです。
多くの友人に囲まれて過ごしている人は、出会った人との縁を大切にしている。もし縁を大切にできなかったらそのうちあなたの周りには人がいなくなっているでしょう、と。
おぉ、確かにそうかもしれません。
日本にこれだけたくさんの人がいる中で、職場で出会う人や友人として出会う人、趣味の集まりで出会う人、またカウンセラーとクライアント様が出会うことは、きっと何かご縁があってのこと。
もし、偶然巡りあった人から「あなたと出会ったのも何かの縁ですから、感謝していますよ」と言われたら、やっぱり嬉しいですよね。
セミナーやパーティに出席した人同士でカップルが生まれることもありますし、私も6年前に講演会のボランティアをした時に出会った人と友人関係が継続していますから、縁というのは不思議なものだなと感じます。
新幹線や飛行機の中で隣同士だった人と意気投合して友達になった話も聞きますから、運命と縁を感じてどんどん人との繋がりを作っていける人は本当に強いですよね。
でも、人との繋がりを築きあげる過程でハートブレイクがあった場合は
「運命や縁を感じることで人間関係に恵まれる」話は理屈として納得できても、実行していくことに抵抗感が出てくる場合があります。
・とても良い人たちだってわかっているのに、自分を表現することが怖い
・優しい人だと思うんだけど、信頼してもし裏切られたら立ち直れない
・感じのいい人だなって思うけど、連絡を取ったり会いに行ったりすることがめんどくさく感じてしまう
そんなお話を伺うことも多いんですね。
自分をもっと表現したり、心をオープンにしたり、連絡を自分から取ったりそういうことが自分を変えてくれるきっかけになるとわかっていても
できない、したくない、怖いと思うことがあると思うんです。
もしそこで悩んだり葛藤があるとしたら。あなたは人との繋がりをとーっても大事に思っている人です。
大切であるがゆえに怖くなってしまうんです。欲しいものと怖れはセットになっていることが多いんですね。
あー、私こんなに怖い、こんなに抵抗があるということは心底欲しいって思ってるんだなぁ、と 思ってあげてくださいね。
自分の欲しい気持ちに気付くことも第一歩ですから。
ただ、抵抗がありながらも、今までの自分とは違う一歩を踏み出すことで変わっていくことも事実です。
もし前に進みたいと思うなら、0か100かじゃなくていいんです。いきなり心をオープンにしなくてもいいし、いきなり信用しなくてもいいんです。
これは運命なんだから、とか、縁は全部大切に!と思いすぎると、大切にできない自分を責めてしまって苦しくなりますから
あまり意味を考えずに、ただ一回連絡を取ってみるとか、一回会ってみるとかから始めるといいと思います。
信用するとか、いい人だとかそういったことは、後から考えればいいんです。最初に判断したり決めすぎないということ。判断できる材料がたくさんそろってから、考えたらいいんです。
みなさんの人との繋がりが、ゆるく広がっていくといいなぁと思っています。