つながる・コミュニケーション

結婚に対する恐れ(良き妻、良き母でいなければならないという義務感)

2014年9月5日

私が結婚前にプレッシャーを感じていたのは、妻としてとか奥さんはこうであらねばならないという義務感に満ちた役割意識でした。

今となっては、どうせちゃんと出来ないんだからそんなに気張らなくてもよかったのにって思いますけどね。

とはいえ、結婚に躊躇してしまう心理の中には、家事や仕事が両立できるのか不安とか、料理・洗濯・掃除全般が苦手なのにやらなきゃいけないのは苦痛とか、そういった義務感が発生してしまう場合も多いと思うんですね。

良妻賢母という言葉があるように、良き妻、良き母でいなければという意識は親の代からずっと私達の無意識にすりこまれてきているようですよね。

母親が家事をきちんとこなしていた場合には、母のように完璧にやらないといけないんだ!と思ってしまいがちです。

私は一人暮らしが長かったので一通り家のことはしていましたが、それでもお気楽な一人暮らし。

適当にやっていてもOKだったわけですが、家に旦那さんがいるとなると適当にやるわけにもいくまい!と思ったんです。

自分が外出するときには旦那さまの料理はちゃんと作っておけとか、朝は旦那さまよりも早く起きてごはんつくって送り出しなさいとか

親から色々アドバイスがあったので、仕事もやって家のこともちゃんとやって・・・そんなこと私にできるのかな?!と益々不安になったのは言うまでもありません。

そして、働いているのは私も旦那さんも一緒なのになんで私だけやらないといけないのと思ったり。

結婚前はまだ何も起きていないのに変なプレッシャーでいっぱいでした。

でも、今は親が結婚したときとは、結婚の意味合いや夫婦を取りまく状況が大きく変わってきています。

親のやり方を必ず採用しなければいけないわけじゃないんですよね。

親はあれこれ口を出してくるかもしれませんが、それは右から左へ受け流して。

働いていれば時間に制約ができますから、ちょっとくらい手抜きをしたっていいと思うんです。

忙しいときに完璧に家事をすることはパートナーからは案外求められていなかったりするんですよね。

ちゃんとやらなきゃ!と思いすぎると、必死さが出たり表情がキツくなってしまいます。その方がパートナー間がぎくしゃくしてしまいますよね。

~しなければいけないという役割意識よりも、自分たちのやり方をパートナーと一緒に探していくことにエネルギーを使えるといいと思います。

自分1人で背負わずに、パートナーも巻き込んで「2人のやり方」を一緒に築きあげていきたいですね。

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