今日のテーマは ・どんなことで愛情を表現しているか?
・何をしてもらったときに愛情を感じるか?
この2点は人によって違うというお話です。
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私たちが普段何気なくしている愛情の表現方法。
よかれと思ってとった行動が実は相手に誤解を与えてしまうことも、しばしばあります。
自分なりに一生懸命愛情を表現しているつもりでも、相手には全く伝わっていなかったり、またその逆もあります。
相手から全然愛されていないわと思っていても、実は相手なりの表現で愛情を伝えていたというケースもあります。
いずれにしても、せっかくお互いに想い合っていても誤解が生まれてしまうのは勿体ないですよね。
私たちは相手の感じ方と自分の感じ方が違うことをつい忘れてしまいがちです。
例えば、気分が落ち込んでいるとき、あなたなら相手にどのように応対してもらえたら愛情を感じるでしょうか?
何も言わずにぎゅっと抱きしめて欲しい。何かあったの?と気にかけて欲しい。元気出して!と励ましてもらいたい。そっとしておいて欲しい。気分転換したいので外出や飲みに誘って欲しい。
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私の事例をお話しますと
私の場合は「元気ないけど、どうしたの?」と聞いてもらえるととても嬉しくなります。
落ち込んでいるときは、心のうちを話してすっきりしたいと思っているのですが、そういう時はネガティブな思考に支配されて素直になりにくいもの。
自分からはなかなか言い出せません。そこで、「どうしたの?」と聞いてもらえると、「実はね……」と話し始めることができてすごく助かるんです。
一方、旦那さんは落ち込んでいるときや悩み事があるときは、放っておいてもらえると嬉しいそうです。
ひとり静かな空間でじーっと考えて、頭の中を空っぽにしていると自然と解決していくのだそうです。
だから結婚した当初の頃は、私が元気がないときは彼は放っておいてくれたのです(!)
自分はそうしてもらいたいし、そうしてもらえると助かるから。彼なりの愛情表現だったわけですね。
ですが、気にかけてもらいたい私としては、放置されると、あまり自分に興味を持ってもらえていないようで寂しいし、愛情表現とは感じられなかった。
「もー、なんでほったらかしなの?(>_<)」と思ったものです。
こうしたことが何回かあったので、落ち込んでいるときは話しかけて欲しいんだと伝えました。同じことがあるたびに伝えることによって、少しずつお互いの違いを理解できていったように思います。
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これは一つの例ですが、こうしたことは男女の間ではたくさんあると思うんです。
自分にとっては愛情表現だったとしても、相手が同じように愛情だと受け止めてくれるかどうかはわからないものなんですね。
パートナーがいる方は、できれば機会を見つけて
どういうときに相手からの愛情を感じるのか、またどういう方法で愛情を表現しているのかの2点について聞いてみて、お互いに理解し合うことがおすすめです。
パートナーがいない方は、未来のパートナーとうまくいくために、ご自分の愛情の表現の仕方を認識しておくといいでしょう。
改めて考えてみると、自分がどうやって愛情を表現しているのか、案外気付いていないものだったりします。
ご飯をつくることで愛情を表現したり、家事をすること、仕事をすること、手紙をかくこと、好きだよと言葉で伝えること、ありがとうと言うこと、疲れた体にマッサージをしてあげること、話を聞くこと、気遣いや心配りをすること、いつも笑顔で接すること、日々のちょっとした変化に気付くこと……。
私たちは様々な方法で愛情を表現しています。
お互いの違いを知ると、意外と「えっ、そんなことで愛情を表現していたの?!」と驚くことも含まれているんじゃないかと思います。
せっかくのお互いの想い、すれ違いは起こさないようにしたいですね。