対人関係が苦手だと思ったとき~物の見方は人それぞれだと気付く~

私がカウンセリングを受けるようになった理由のひとつに、人との距離感に苦手意識がある、というのがありました。

友達でも心理的に一定の距離を保ってしまうんです。

それはまるで電車に乗ったときに、友達と自分の間に、一人分のスペースを空けて座っているような感じです。

その隙間のおかげでひどく寂しかったんだなということに気付いたのはカウンセリングを受け始めてしばらく経ってからのことでしたが……

対人関係にめっきり自信がなくなったのは中学生の頃。

まだ新しい学級にも慣れていない頃、クラスの女の子から仲間外れになりました。

今なら「学校以外にもっと広い世界があるよ」と当時の私に教えてあげたいですが、その時は学校がすべて。

休憩時間やお昼休みが来なければ、遠足なんかなければいいのにと思っていました。

当時の私は、人にはいろいろな物の見方があることがわかっていませんでした。

例えば、テストでいい点を取った人がいたら「すごーい!」と単純に思う人もいれば、「よし私も頑張ろう」と触発される人もいれば、「何いい気になっちゃって」と内心腹立だしく思う人もいるでしょう。

その人の勉強に対する価値観や自己評価・自己価値の具合によっても反応はまるっきり変わってきます。

学校では集団心理も働きますから、”みんな同じ”から外れると目立つというのもあります。

「そうか、人って色々な見方をするんだな~。人の気持ちがわからない時は自分を基準に考えようとしてたけど、そうじゃないんだ、相手の立場に立たないと見えてこないこともあるんだな」と痛感させられました。

これは心理学でよく登場する「投影」のお話ですね。

人は自分の価値観を通して世界を見ているんです。

家族でも価値観は似ているところもあれば違っているところもありますよね。

もし、相手の気持ちがわからないことがあったときや、自分は何も悪いことをしていないはずなのに、相手の反応がおかしいというようなことがあった時には

自分を基準に考える方法に加えて、相手の立場にたって想像を膨らませてみると、今まで見えてこなかった気付きがあるかもしれません。

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この記事を書いた人

高見綾|第一線で働く女性リーダー専門・心理カウンセラー

職場や人間関係の摩擦、距離を置かれるような変化を心理の視点で整理しています。

自分を味方にする「セルフバディトレーニング」を軸に、書き出しと対話を通して感情と思考を整理し、仕事の質を落とさず「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

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