さて、本日は、「ありのままの私にOKを出しましょう」というご提案です。
あなたは「こうであれたらいいな」という、理想の自分像を思い描いたことはありますか?
何か悩みがあってそれを解決するために、自分を変えたい!と願うことがあるかもしれません。
よりよい自分になるためにチャレンジをするというのは素晴らしいことですね。
一方で、こうでありたいという理想像があって、「こうしなければならない」「こうであらねばならない」という縛りを持ってしまう場合もあると思うんですね。
私も以前はこうでありたいという理想像がありましたが、実際にはできないことも多くて、思うように理想の自分にはなれませんでした。
特に私の場合は、自分のキャラクターとは違うタイプを理想としていたため、余計に自分がわからなくなっていたと思います。
今でもそうですが、おっとりして大人しそうに見えることが多いようなんですね。学生時代の部活は文化部で、例えば茶道部でまったりお茶をすすっている、そんなイメージがあるようです。
ところがそんな大人しそうな自分が嫌で、社交的で快活なタイプに憧れていた私は、新体操部や山岳部などに入って運動をし、キャラ変えに力を注いでいました。ピンヒールでカツカツ歩くキャリアウーマンに憧れた時期もありました。
いろいろチャレンジしていましたが、やはり自分は自分。
自分以外のものにはなれないんだなと後になってわかりました。
もし自分を見て、ありのままの私にOKが出せていたら、もっと楽だったと思うのです。
もちろんチャレンジの過程で、新たな自分を発見して経験の幅が広がるという良い面もありましたけどね。
私の場合のように、本来の自分とは違う理想を追い求めすぎると、自分の個性がわからなくなってしまう場合もあるようです。
よりよい私になるためにチャレンジするのではなく、ありのままの自分を否定して違う自分になろうとしていたんですね。
「私ってちょっと変わってるな」とか「私ってダメだな」と思ったことはありませんか?
素の自分には、ポジテイブな面もネガティブな面も両方あります。ですから、ありのままの自分を認めるというのはとても勇気がいることですよね。
あるとき、私の友達が「ダメなところがある方が人間らしくて好き」というコメントをしていました。
当時は完璧さを求めていたので友達の意見はとても新鮮に感じましたが、今振り返ってみると確かに多少の欠点があった方が親しみがわきますよね。
そうです。ダメなところがあるのが人間です。
全部パーフェクト!なんて人はいないんですよね。人間ですからちょっとくらいダメなところがある方が愛嬌があります。
もし自分の嫌なところが目について落ち込むことがあれば、「だって人間だもの♪」と口に出してみると心が軽くなるかもしれません。
人とは違う個性やキャラクターを持っているからこそ、あなたの意味があるんですね。そんな愛嬌たっぷりの「ありのままの私」にOKを出してみませんか??
さて、ここまで読んで「ありのままの私」がどんな人か、わからないという方。
少し長くなりましたので、次回「自分を知る方法」として書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。