つながる・コミュニケーション

彼に言いたいことが言えない理由とは

2017年3月2日

付き合っていれば何かと相手の新しい面が見えてきて「あれ?」と思うこともありますし、2人の今後についてどうしていくかなど考えることも増えますよね。

言いたいことが言えない、というのは、何もおとなしい人だけがそうなるのではなくて

普段は言いたいことを言ってわがままに振る舞ってるような女性であっても、彼とは仲良しであっても、本当に言いたいことは案外言えていないということがあるんです。

例えば、彼は私との結婚は考えているんだろうか、子どものことどう思ってるのかな、今の連絡頻度だと私は寂しいんだけど彼は平気なのかな、今後の仕事についてどう考えているんだろうとか、いろいろ気になることがありますよね。

肝心なことが言えないのはなんとなく奥歯にものが挟まった感じで、情けないな~と自分にガッカリしちゃうこともあるかもしれません。

今日は我慢するのは止めよう~と思っていても、勇気が出なくて言えないこともあるでしょう。「ついつい我慢しちゃう&言いたいことが言えない」のには、何か理由があるはずなんです。

もし言いたいことを言っちゃったらどうなると思っているのでしょうか?

彼への安心感がなくて、もし言いたいことを言ったら嫌われてしまうんじゃないか。私に対する気持ちに変化が出てしまうんじゃないかと恐れているとしたら確かに怖いですよね。

言っても嫌われることはないだろうと頭ではわかっていても、それでも勇気が出なくて言えない一歩が踏み出せないというのもありますよね。

あなたはどっちのパターンでしょうか?

もし前者であれば、彼に対する安心感をつくっていくことが一つ大きなポイントになりますよね。

彼への理解を深めてわからないことを減らしていくことで、どういうことを言うと彼はどう反応するのかだいたいのパターンが掴めてこれば不安感はずいぶんと減ってくるんじゃないかなと思います。

後者の場合は、自分の思っていることを伝える自己表現がそもそも苦手であるケースもありますし、彼との距離が近くなることが怖いというのもあるかと思います。

これは「親密感への恐れ」と言いますが、彼との距離が近くなると、自分の性格とか性質などが彼にバレやすくなりますし感情も大きく動くようになります。

自分の気持ちがコントロールしにくくなるので、怖いんですよね。

とくに、自立タイプで、一生懸命がんばって自分を律してきた人にとっては、自分の気持ちや状況をコントロールできなくなることはとても怖いことかもしれません。

距離が近くなって親密感を感じることは、ある種、自分を委ねる感覚が必要になるからです。自分を明け渡して全部知ってもらう。

赤ちゃんや子供のころ、わたしたちは自分のことをお母さんに全部知っていてもらいたいという欲求を持っています。それが絶大な安心感につながるんですよね。

もし、そこまで委ねることができれば大変な安心感を感じられると思いますが、明け渡すまでは、やっぱり怖いものですよね。

こういう場合は、彼との距離が遠い方が何かとメリットがあるので、言いたいことを言わないでおいたほうが良いと無意識のうちに判断していることもありますね。

でもできれば、我慢せずに話し合って本音で付き合えるような関係であれたら素敵ですよね。

そのためにも、自分が一体何を恐れているのか?をよく知っておくことが大事かなと思います。

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