自己実現・やりたいこと

「やりたいことをやりましょう」のやりたいことって?

カウンセリング、または自己啓発の世界でよく言われている「やりたいことをやりましょう」について思うところがあるので、今日はそれを書いてみたいと思います。

「やりたいことをやりましょう」と言われると、一般的に思い浮かべるのは、趣味っぽいことが多いのかなと思うんですよ。例えば、「食べるのが好きだから美味しいもの食べに行こう」「映画が好きだから、DVD借りてこよう」とか。

もちろん、これらは好きなことなので、やれば気分は良くなりますよね。

でも、もしやりたいことをいくつかやってみてるんだけど、でもなんだかなぁ。まぁその時は楽しいけど、その瞬間で終わっちゃうというか。。みたいに、いまひとつスッキリしないときってありませんか?

数か月前、好きを仕事にする心理学ワークショップを開催したときに、「仕事というのは与えること」ですよ、なんてお話をしたんですね。

好きなこと、やりたいことの中にも、与える喜びと与えられる(受け取る)喜びがあるので、与えられる(受け取る)喜びを使って仕事をしようとすると、ちょっとパワーとかモチベーションが足りなくなっちゃうかもね、ということなんです。

食べるとか、映画見る、音楽きくとかは、どちらかというと、消費する側の話ですよね。与えられる(受け取る)喜びというかね。

もちろんそれが悪いわけでは全くなくて、それはそれですごく楽しいことなんだけど、もしそういう好きなことをやってるのに物足りない感じがするときは、何かを自分発信でやることや、与える側になる喜びを体験することが大事なんじゃないのかなと思うんです。

ときどき、「昔はよかったんですけど、だんだん消費することに、ときめかなくなってきちゃいました"(-""-)"」とおっしゃるクライアントさんもいます。

私もこのコメントにすごく共感するというか、私自身も与えられたものを消費するだけだと空しくなってきちゃった瞬間があるんですよね。その場で終わり感がなんか辛く感じてしまった。

なんかもっと、持続可能なもの、未来につながっていくもの、何かを創り出すこと、自分だけが良ければOKじゃなくてみんなとつながること、そういうものの方がいいなぁと思ったときがあったんですよね。

(こういうのってバランスですよね。その人にとってちょうど良いバランスがある)

色々なご相談を受けていると、私たちは「愛したい生き物」なんだなーということを深く実感します。愛したいものが周りにたくさんあるとき、私たちは幸せを感じますもんね。

あなたが何か物足りない感じがするとき、あなたの本当にやりたいことは趣味的なことだけじゃなくて、誰かを愛することなのかもしれないですよね。

やりたいことをやりましょうと言われたときに、これって結構盲点だと思うんですよ。

趣味だけじゃない。あなたの本当にやりたいことって何??

家族に優しくするとか、駅でお掃除しているおじちゃんやおばちゃんに「ありがとうございますー」ってお礼を言うこととか、ご近所の人に「おはようございます」と挨拶することとか。

実は、そんなほんのちょっとしたことが、あなたのやりたいことである可能性もありますよね(ちょっとしたことで相手を笑顔にすることができますしね)。

何か足りない、何か満たされない。そんな不足感を埋めるものは、実は外側にはなくて、自分から愛を発信していくことなのかもしれません。

でもそんなこと言っても、私は無力なのでそんなたいそうなことはできません、と思う人もいるかもしれないですけど、あなたは全然無力じゃないし、特別すごいことをしなくても、あなたがニコッとすること、お礼を言うこと、それだけでも人を笑顔にすることはできたりします。

純粋に誰かを愛しているとき、何かに対して愛を発信しているときは、私たちの心って満たされますからね。これはホント(^_-)

私がカウンセラーのスクールで学んだときに、やたらと「与えなさい、与えなさい」と教えてもらっていたんですが、その意味の奥深さを実感します。

現状に後悔しているとき、なんでこんなふうになっちゃったんだろうと頭を抱えたくなる時は、もしかしたら今何かおサボりしていることがあるというサインかも。

本当はやったほうがいいのに、やらずに見て見ぬふりしていること。やるべきだとわかっているけどやっていないこと。何かありませんか?

「あなたのやりたいこと」の中に、何かをそして誰かを愛することを含めて考えてみると、本当に自分がやりたいことが見えてくるのではないでしょうか。

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