こちらもよくお伺いする人間関係のお話です。
初対面の人と話すのはそれほど苦にならず、普通に対応できるんだけれど、2回目、3回目と会う回数が増えていくと、なぜかやりづらくなってしまうというお悩みです。
2回目に会えば、顔見知りの状態ですから、一回目よりはくだけてきますよね。そして3回目ともなれば、もう少しくだけてくるかもしれません。
距離感が少しずつ近くなっていくわけです。
なので、表面的なお付き合いならOKだけど、お互いの人となりがわかってくるような距離感になってくると、ちょっと苦手意識が出てくるのかもしれないですね。
こういうお悩みを持っている人は、多かれ少なかれ、自分にプレッシャーをかけていることが多いなぁと感じています。
1回会っただけで、次に会うかどうかわからない関係の人は、気楽といえば気楽ですよね。その時間だけのお付き合いですから。多少、ウマが合わなくても構わないわけです。
でも、何回も会った上に、今後も関係性が続いていくような相手であれば、「この人とうまくやらなければならない」というようなプレッシャーが自分の中に芽生えていたりしないでしょうか?
心のどこかで、上手に振舞って良い関係を作っていかなければ……という感覚があると、それがプレッシャーとなって、必要以上に緊張したり気を使ったりしてしまう要因になるかなと思います。
そういう人は、プレッシャーさえなければ、問題なく関係性を作れたりするんです。
「ちゃんとしなくちゃ」「良い人だと思ってもらわないと」など、色々と考え始めると、結局どうしたらいいのかわからなくなって混乱しちゃうのかもしれないですね。
ここまで読んでみて、自分にも当てはまるな~と思った方がいたら、人間関係において、自分を信じてもう少しリラックスしても良いのかもしれません。
私が今までお会いしたクライアントさんたちを見てきても、自分にプレッシャーをかけてしまうタイプの人は、もともととても真面目で、ちゃんとしている人たちです。
だから、自分にプレッシャーをかけないほうが、本来の自分が表現できて関係性もうまくいく傾向があるんですよね。
自分にプレッシャーをかけてしまうときって、「放っておいたら自分はちゃんとできないのではないか」という不安があると思うんですよ。
でも、そんなことはないですからね。もともと、あなたはやればできる人。だからそんなに心配しなくても、自分に圧をかけなくてもいいんです。もっと自分を信じてあげて。
あかんかったら、ま、しゃーないな、くらいで、どーんと構えているくらいでちょうどいいんです。