最近思ったことの1つなのですが、「自分に悪いところがあっても自覚がないものは直せない。だからまずは気づくこと」なのだよなぁと。
例えば、職場でこんなやり取りがあったとします。
上司:「君、わからないって言うけどね、ちゃんと調べたの?わかろうとしたの?」
部下:「いえ、調べてません。だってわからないんで。どう調べたらいいのかもわからなかったんで」
上司:「いやいや、だから。そもそも調べる気がないよね。自分で解決しようって思ってる?」
部下:「解決するもなにも、わからないから解決のしようがないんです。糸口が見つからないので」
上司:「解決しようとする気があったら、どうしたらいいのか考えるよね。いろいろ調べるよね」
部下:「解決する気があれば、わからないこともわかるようになるんですか」
上司:「……もういいです」
このやり取りを見てどう思いましたか?
ちなみに私は、この上司の気持ちも部下の気持ちもどっちも身に覚えがあるので、両方わかるわ~、となります。何か直したほうがいい点が自分にあっても、それが何なのかを正しく理解していなければ改善できないですよね。
この部下さんはわからないと思った瞬間に思考停止する癖があって、他人任せ(丸投げ)になっていることを上司から指摘されているのですが、気づいていません。
むしろわからないのだから上司が全面的に教えてくれるのが筋だと思っているかもしれません。
このあたりの姿勢の認識がお互いに食い違ってるから話がかみ合わないのですが、日常にもこういうシーンはよくある気がします。
自分の直した方がいいところを客観的に理解するのってなかなか難しいですし、私も今まで、相手の真意が理解しかねて何回も何回も同じ話を聞いてようやく腑に落ちたなんてこともありました。
(そういう意味ではわからなくても理解しようとする姿勢が大事なのかもしれませんね)
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ただ、実際のご相談では、自分が幸せになるという観点からみて直した方がいいところと、個性としてそのままにしておいた方がいいところと、両方あるパターンが多いのです。
私も今まで、自分の悪いところだから直さなくちゃと気にしていたことが、他人から見たら全然大したことじゃなくて、実はもっと別の無自覚な部分を直したほうがいいのだと教えてもらったときは「ええ!?」となりましたもんね。
そのまま気づいていなかったら、きっと方向違いの努力をしていただろうと思います。
クライアントさんでもよく「私のこういう部分が本当に嫌で直した方がいいと思うんです」みたいな話になるのですが、結果的には、クライアントさんが気にしていた部分はそのまま個性として持っていたらOKで
別の部分(自分を責める癖とか、我慢しすぎちゃうところとか、自分の価値を低く見積もっているところとか)をちょっとずつ修正していくと良いかな~みたいな話に落ち着くことが多いのです。
個性の部分を極端に直そうとすると自分らしさが失われてしまうことも多く、それなら個性の負の部分に注意する程度にして別の良い部分を伸ばすことで、バランスが取れてより魅力的になることもあるのです。
悩みで混乱しているときは特に自分のことがわからなくなってしまいますからね。
感情を整理したり客観的に見れるようになることが次の一歩かなと思いますね。