お客様の声

カウンセリングレポート2~ずっと言えなかったことを口にしてみた~

2018年12月1日

相手に遠慮しちゃって自分の思っていることを言えないという人、案外多いんじゃないのかなと思います。

お客様の話でとても参考になりそうなものがあったのでご紹介します。

※許可を得て掲載させていただいています。

身近な人ほど思っていることが言えない

お客様は、長い間自分を抑えてきた方で「家族や友達など、身近な人ほど自分の思っていることが言えない」というテーマがありました。

なぜかというと、大切な人ほど話してみて受け入れてもらえなかったらショックだから……。

人間関係で悩む方の中には、人見知りで仲良くなるまでが大変という方もいます。でもそういう方は、一回親しくなってしまえば思ってること何でも話せるというパターンだったりもします。

でもそうじゃなく、一度仲良くなった相手だからこそ遠慮してしまうこともあるのです。

今回、そのテーマに逃げずにチャレンジされました。

元同僚に会うのが億劫な理由

お客様は、前の会社の同僚と会う約束をしました。

その同僚さんは、会社が変わっても「また会いたいね」とお互いに言えるような間柄の人。

お客様は前の会社が辛くなって辞めた経緯があるのですが、同僚さんは今もその会社の社員のままです。

約束した後でお客様は、同僚さんに会うのがだんだん億劫になってきました。

なぜならその同僚さんと会うと、必ず前の会社の人の話題が出るからです。

お客様は、ある人の名前を聞きたくないと思っていました。その名前を聞くと、当時のつらい気持ちを思い出してしまうからです。

同僚さんの気持ちを考えると、「今いる会社の話をしないでほしいって言うのもどうなんだろう」という遠慮があって、なかなか同僚さんには気持ちを伝えられずにいたのです。

勇気を出して本音を伝えてみたところ

いつもなら「風邪ひいちゃった」など、当たり障りない言葉で会うのを断ってしまうこともあったそう。

でも、そうやって避けていると、自分が同僚さんのことを嫌がっていると勘違いさせてしまう可能性があるので、それは嫌だな……と思ったそうです。

お客様は勇気を出して言ってみました。

「あのね、ちょっと相談があるのだけど……」

「うん、どうしたの?」

「〇〇の会社のね、話を聞くのがじつは辛いの。気が重たくなってしまうから聞きたくないって思っちゃう。でも〇〇さんとは、会いたいし、話したいんだ」

さて、同僚さんの反応はいかに?

「そうなんだ。うん、わかった。大丈夫になるまで私待つよ。なんなら、当日気分が乗らなかったら断ってくれてもいいから」

同僚さん、なんていい人…!

この出来事で、「ずっと言えずに溜めていたものが言えた」ことで、心の詰まりが取れた爽快感がすごかったようです。

「些細な事でも、言うことができるとスッキリ感がすごい」とおっしゃっていました。

同僚さんに受け入れてもらえてほっと安心できたし、何より言えたことが大きいですよね。

ここでのポイントは相手の反応ではなく、自分が思っていることを伝えることができたこと!これが一番大きな成果。

相手がどう反応するのかは、お互いの関係性にも左右されますし、最終的には相手次第なので、今回のように受け入れてもらえたことは、おまけ的によかったねという感じです。

相手が受け入れやすいように言葉を選び、「相談があるんだけど……」というクッション言葉をつけたのも大きかったかなと思いますね。

こうやって、逃げずにチャレンジすると、言えた自分に自信がつきますし、他の気になっていたことも言いやすくなりますよね。

いやぁ、素晴らしい!!お客様の晴れやかな顔を見れて私もとても嬉しかったです。

最初からできたわけではない

とはいえ、お客様も最初から自分の気持ちを言える人だったわけではありません。

しばらくカウンセリングに通ってくださっているので、時間をかけて自分と向き合い、自分の価値を受け取っていく中でチャレンジしよう!と思えるようになったのです。

自分の中にいろいろな想いが溜まってくると、とにかく苦しいし身動きが取れなくなってしまいます。

そんなときには1人で頑張らずにご相談くださいね。

全力でサポートさせていただきます。

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