私らしく生きたい、何より楽しく生きたいと願う人が増えています。
仕事をしているときの私、友達といるときの私、家族といるときの私、パートナーといるときの私。
相手によって見せる表情は変わるかもしれませんが、どの「私」も、これが私だと思えるといいですよね。
ところが、自分ではなく他人に主体を置いていると、つまり人から認めてもらうことや素敵な友達やパートナーがいることに自分の価値を委ねていると、環境によって自分が左右されることになります。
例えば、素敵なパートナーがいて、その「素敵な人と付き合えている私」に価値を置いていると、別れたときに自分の価値が目減りしたように感じます。
他にも職場で苦手な人がいて、その人が笑顔なら私も笑顔になるけれど、その人が不機嫌だと私も気分が悪く不安になってしまう、とか。
良い人に囲まれている間は大丈夫だけれど、少しでも苦手な人や押しの強い人がいると自分の意見をはっきりと言うことができなくなったり、断れなくてとたんに自分を保つのが難しくなってしまう。
または、一時期に比べるとすごく自分の状態がよくなって自分に自信がついたしもう大丈夫!と思っていたのに、友達やパートナーとうまくいかなくなったことをきっかけにガラガラと自信がなくなり、自分らしさがわからなくなってしまった、とか。
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私のお話を1つしますと、20代のころ、友達もいて仕事も順調だったとき、彼に突然フラれるという出来事が起きました。
これをきっかけに自分の中に積み上げていた自信や将来の計画や色んなものがガラガラと音を立てて崩れていくのを感じました。
頭によぎるのはフラれたことばかりで、職場にいって仕事をするのもしんどいし友達と楽しく話すこともつらい。
周りの楽しそうな人がうらめしく思えるほど、自分だけが海の底に沈んだ感じがしました。
そこで私は「今まで積み上げてきたものは本質的なものじゃなかったんだ。何かきっかけがあれば揺らいでしまうような脆いものだったのか」と気づきました。
そもそも彼と付き合う前から自分の価値が揺らいでいたのでしょう。付き合ったことで自信がついた気がしていましたが、実は違っていたんですね。
でもおかげさまで要らないプライドも一緒にガラガラ崩れてちょうどよかったかもしれません(笑)
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私の考える「環境に左右されない自分軸」というのは、人の意見を頑なに聞かないことではないし、自分だけが良ければいいというものでもありません。
何があってもブレない&傷つかないことでもなく、ブレるし、不安になるし傷つくけれど、でも自分の価値を見失わずちゃんと元に戻ってこれる。周りの人との調和を大切にする。そんなしなやかさを身に付けることだと思っています。
私たちの心の深いところにある自分の存在価値がちゃんと守られている間は、失敗しても根幹がゆらぐところまではいきません。
ところが、失恋や仕事での失敗、人間関係のつまづきなどで立ち直れなくなるほどダメージを感じるときは、土台となる自分の存在価値がぐらぐらと揺らいでいるときです。
どんな環境であっても自分らしくいる。
すでに変化の多い時代に突入しています。職場が変わっても周りにいる人が変わっても、パートナーがいてもいなくても、どんな状況でも自分らしくあれたら最強だと思いませんか?
(マインドがこの状態になると環境も勝手に整ってくるのでじつは一石二鳥)
そうなるためには、土台となる自分の存在価値をきちんと認めていくことが大切なのですね。
これが私!と思えるようになるために12月9日にワークショップを開催します。
このワークショップを受講すると「自分」のことがより深く理解できるようになる仕組みをつくっています。
今年最後のワークショップです。来年への弾みをつけるためにもぜひご参加ください。お待ちしています。
これは8月のワークショップの様子。
環境に左右されない自分軸のつくり方
日時:2018年12月9日(日)13:30~15:30
会場:ウインクあいち(名古屋駅より徒歩2分)
講師:高見綾
料金:3,240円
ゲストカウンセラー:池尾千里、服部希美
<お客様へのお願い>
※当日飛び込み参加もOKですが、できるだけお申し込み頂けると助かります。
※参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限りお一人様まで同伴可能です。
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