周りの人が言う愚痴やネガティブな言葉に影響されて、自分もテンションが下がってしまうとか、他人がイライラしていると自分が何かしたんじゃないかと不安になるなど
人からネガティブな影響を受けてしまう人、少なくないと思います。
こういう悩みのある人は優しい人が多いのが特徴なんですが、相手の感情に共鳴して引き受けてしまうんですよね。
本当は相手の感情なんですけど、あたかも自分が感じているかのように思ってしまったりします。
こうなる背景には、自分も苦しい思いをしてきてわかってもらえなかったことがあると、人のことはわかってあげたい・助けてあげたい、そんな気持ちが無意識にあって共鳴してしまうことがあるようです。
そう思うと、やっぱりとっても優しいですよね。
でも毎回振り回されるのは大変です。かつ、自分の痛みを超えた後でないとネガティブに共鳴するというやり方はじつはうまく使えないのです。
なので、相手と自分の境界線をちゃんと引くとか自分を守るという視点がある方が楽に過ごすことができます。
境界線を引いても、別に冷たいというわけではないよ、それが自分も相手も尊重することになるよ、というのがポイントです。
このあたりは著書ゆずらない力に詳しく書いてあるのでご参考に。
ちなみに私はクライアントさんから相談を受けていてもこんなふうに言ってもらえることがあります。
確かに、自分でもそう思います。苦しい辛い話を聞くと心は痛むけれど、でも苦しさの中にどっぷり浸ってしまうとかはないんですよ。
そんな私の様子を見て、なんと、マネをしてくれたクライアントさんがいまして「だいぶ境界線を引くことができるようになってきた」とおっしゃっていました!
これにはちょっと、ハッとしたというか、うまくいかないときって「どうしたらいいですか?」という方法論が一番気になると思うんです。
でもクライアントさんは、私の「あり方」をじっくり観察してマネをするという方法を取った、ということがすごいな~!と。
なかなかできることじゃないですよね!でもすごくいい方法だと思います。できてる人のマネをする。
きっとなぜ苦しみに引きずり込まれないかという理由に気づかれたんだろうなぁ。