なぜか嫉妬されるあなたへ

【なぜか嫉妬されるあなたへ33】~あなたの中の二面性~

2017年3月25日

嫉妬されたくないのにもかかわらず「嫉妬をあおる言動をしてしまう」ケースが少なからずあるんですね。もちろん本人としては無意識です。

そんなつもりは全くないのだけど、結果として周りの反応を見てるとそうなっちゃってるという。

そこで、「あれ?私やらかしちゃったかな」と気づける人は結構自分と繋がれていると思うんですよね。無意識が意識化できてるといいますか。

じゃあなんであおる言動をしてしまうのか、ということを追求してみたい気もするんですけど、わかったところで言動を変えられないならあまり意味がない気がします。

私が観察したところ、無意識にあおってしまう人には一定の特徴があります。

それは、自信がないところと、自信満々なところが混在していること。

表面的には自信がなくて心の奥底では自信満々、というイメージでしょうか。

周りからすると、自信なさそうにしている様子のその人も、自信満々なその人も実は両方感じ取れるんです。

「自信なさそうな言動をしてるのに、でも本当のところは自信あるじゃん!」とわかるわけです。

それなら素直に「自信あります」に統一されていた方がすっきりして気持ちがいいのですが、厄介なのは、自信がないのも自信があるのも両方本当だというところですね。

ただ、心の奥底にある自信満々なところの方が、その人本来の強さだと思うので、表面的な自信のなさというのは、本当に見えて実はダミーなんじゃないかと私は思いますね。

こうした二面性があると、周りの人は違和感を感じて怒りを感じやすくなります。

例えば、どう見ても怒っている人がいるのに、本人が「全然怒ってないよ」と頑なに認めようとしなかったらこちらもだんだんイライラしてきますよね。

「いやいや、どう見ても怒ってるじゃん。認めなさいよ!」みたいになるわけです。

でもそこで「そ、そうかな、まぁ、確かに怒ってたかも……」と認めてくれたら、「ほらーやっぱりねー」とプシューと怒りの感情が抜けていきます。

もしあなたが普通に話しているだけなのに、周りがイライラしてくるという場合は、あなたの中に抑圧された二面性があるかもしれません。

自信満々な自分というのは、あまり認めたくないかもしれませんが、隠すとかえって悪く目立つもの。

確かに気が強くて自信満々で「私はできる」って鼻息荒く思っている私がいるかもな、と認めて受け入れてあげるだけでも、あなたの内面は少しずつ統一されていきますよ。

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