自分自身・人間関係の悩み

友達の基準

2016年12月10日

人と親しくなれないと思っている人に共通しているのは、人が自分を拒絶しているように感じているけど、実は自分の方が壁を作っているということ。

心の中に「どうせ私なんて話しても面白くないでしょ」みたいな感覚があると、人はそれが本当だと確認したくなる生き物です。

この人は自分に優しくしてくれるかしら?と疑う眼差しで相手を見ていたら、態度もそれなりになりますよね。

オープンにはならないでしょうから結果として親しくなれず「ほら、やっぱりね」「どうせ私は仲良くしてもらえないんだわ」と確認するのです。

ここまでが基本的なお話です。

ただ、人と話すのは別に得意だという人もいます。初対面の人とでも大丈夫だし、グループで楽しく過ごすのも問題なくできたりする。

なのに、心を許せるような親しい人になると、ぐっとその数が少なくなるときに、その人の美意識やこだわりが友達づくりの壁になっていることもあるんです。

美意識やこだわりというのは例えば、この人は信頼に足る人物だろうと認識するための基準かもしれません。

口の堅さだったり、みんながいる場面において誰かの秘密は絶対しゃべらないとか、言っていいことと言っちゃダメなところを分ける感性に信頼がおけるかどうか、かもしれません。

または、ライフスタイルやお金にまつわる考え方が自分と同じがいいという基準かもしれません。

友達が欲しいのに、その気になれないときは、友達の基準に当てはまらないからという理由の場合もあるのです。

でも親しい人は欲しいときはどしたら?

もし自分がそうした基準を持ち続けていると、いつまで経っても友達ができないんじゃないか?と不安になったり、そもそも、その基準がおかしいんじゃないか?と思うこともあるでしょう。

でも、あなたにとって大切な美意識やこだわりであるならば、大事にしたらいいと私は思っています。

たとえ自分で壁を作っていたとしても、それは結果論なので、壁をつくるのをやめようとするよりも、自分のことを、とことん承認してあげる方がおすすめです。

内なる自信が育てば、結果として壁が取れてオープンになりやすいからです。

自分の良さ、自分が経験してきたもの…あなたは財産として認めてあげていますか?

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