自分に劣等感があるとき、周りのみんなは器用になんでもこなすように見えることがあります。
比べる心があるときはどうしても人が良く見え、それなのに自分は・・・と思ってしまいがち。
例えば、愛想よく振る舞って誰とでもうまくやっていく人を見たり、初対面でも臆することなく話かけていく人を見ると
あぁーーー、すごいなぁ。私なんて全然ダメだなぁ。不器用だから愛想よくできないし人見知りだし、人と話すときは緊張するし、なんでこんなにできないんだろう。
そう思うときもあると思うのです。
でも!
自分の劣等感を見ているときは、他人の劣等感は見えていないんです。あの子も、その子も、ジャンルは違えど劣等感はたいてい持っていますよ。
もちろん、私にもコンプレックスやら劣等感、あります。あるように見られないことが多いんですが、私をよく知るカウンセラー仲間には先日笑われましたもんね。実は劣等感すごいありますって言えばよかったのにーって(笑)
でも、劣等感とか、自分ができないことってあまり人には見せたくないですよね?なので、他の人も同じ様に見せずに過ごしていることが多いものなんです。
だから人との距離が遠いと周りの人の劣等感は見えないのです。
自分だけ出来ないように感じるときは、周りの人との距離を少し縮めようと思ってみるといいかもしれません。
よくよく観察してみると、みんなもできていないところっていっぱいあるんです。
そして、劣等感に注目しているときは、自分が出来ていることに気づいていないことが多いです。
自分が当たり前にやっていることで他の人ができないこともたくさんあります。
例えば、私は事務仕事は得意なんですが、動いたり歩き回りながら物を考えることは超苦手です。接客とか無理です。椅子に座ってないとモノが考えられません(笑)
だからその場の状況を判断しながら動ける人はすごく尊敬しますし、そこに劣等感を持っていましたが
一方で、複数のことを並列してこなす事務処理能力については普通にやれていて何も思って
いなかったんですが、実はできない人がいるとわかり、あぁそうか、当たり前にできている
ことは、本当は当たり前ではないんだと気づきました。
私だけ何もできない!というのは実は違うんです。
自分が当たり前にできていることで他人ができないことは必ずありますし、他の人も同じ様に何かしら劣等感って持っているものです。
そのためには、周りのひとのことをよく観察して知ってみること。親しくなること。そこから見えてくるものがたくさんありますよ。