つながる・コミュニケーション

結婚への心理的な壁2~距離の取り方がわからない~

2015年5月14日

そもそも、結婚したいと思うような相手とは親密な関係を築いているはずですよね。

でも、親しくなってきたときに、もっと親密になる方向で進みたいのに、距離感がわからなくなってしまうことありませんか?

親しくなることは望んでいたはず。なのに、いざ距離が縮まってきたときに感じる、なんとも言えない居心地の悪さはなんなのでしょうか。

心理的には「親密感への怖れ」と言われるものですが、簡単に言ってしまうと愛されることが怖くなってしまうんです。そうです、あんなに愛してもらいたかったのに、です。矛盾だらけですよね。

親しくなるときは、ゆっくりある程度時間をかけてお互いへの理解や尊敬といった感情を育てていけるといいんですが

ゆっくり相手に近づこうとすると余計に怖くなるので、急激に距離を縮めてしまったり(身体の関係から入ることもあります)、開いていた心の扉をいきなり閉じてしてしまったりと、極端な出方になりやすくなります。

距離感がわからないと感じる人・好きなのに相手を遠ざけたくなる人は、親しくなる過程で味わう居心地の悪さに、どう対処していいのかわからなくなっているのかもしれません。

愛してもらうって、思っている以上に抵抗を感じるものなんですよね。自分にダメ出しをしている度合だけ抵抗感は強く出てきます。

あなたが自分を愛させないようにしているとき、相手はどう思うのか。ちょっと想像してみましょう。

あなたのことを理解したい、愛したいと思っている相手からすると、愛させてもらえないことは、無力感を刺激させられますよね。

自分じゃダメなのかな、自分じゃ力不足なのかなって感じさせてしまいます。

距離の取り方がわからなくて悩んでいるのは、自分だけじゃなくて、相手も一緒。

そのことに気が付けたら、一人で悩まず相手と一緒に進んでいけばいい。

この手の悩みを持つのは自立的な人が多いので、1人でなんとかしようとする自立的な発想を少し緩めていくことが、対処のポイントになりますね。

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