先日参加しましたとあるセミナーで、参加者の方の優しい気持ちが会場中に広がったとき、感動して涙が出ちゃいました。優しさに包まれたとき、すごく幸せだなぁって思ったんです。
あ、カウンセラーでも感動したら泣きますよ。実はこの感動すること、心が動くことは私がずっと求めていたことでした。
***
あなたは最近感動したことはありますか?
感動というと大げさなんですけど、心が動いたことですね。嬉しかったり、喜んだり、または悲しかったり怒ったりということはあったでしょうか?
そういうの、ずっとない。っておっしゃる方も結構いるんですが、それでもし幸せと思えず、よくわからない虚しさや将来への不安があったり、自分が何を感じていて何がしたいのかわからないという場合は、感じる力が鈍っているかもしれません。
感動する、喜ぶ、悲しむ、怒るというのも、感じる力があってこそです。
恵まれた環境や仕事、家族、パートナー、友人というのも大事な要素ですが、それらを素晴らしいと感じる力がないと、幸せというのは実感できないんです。
もし感じないというなら、いつからか自分の感覚を後回しにしてきて周りの意向を尊重したり我慢したりというのが積み重なっているのかもしれませんね。
感じる力を取り戻すためには、ちょっとした訓練が要ります。
それから隙間ですね。何もしない時間や空間というのが、感じる力を取り戻すために必要なんです。
自分の感覚以外のもので、詰め込みすぎというのが原因だからですね。
今の生活パターンの中で、何もない時間と空間をちゃんと確保できているのかどうか振り返ってみるといいですよ。