高見のエッセイ

「趣味は何?」の質問が苦手です

2014年8月22日

ここ数日、姿勢をよくしようと思って腕を回して肩甲骨を動かす体操をしていたら、肩回りに筋肉がついちゃったような気が・・・。

あれ?って思うってことは気のせいではないですよね!?むきむきになるつもりはないので焦ります;

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今日のテーマは趣味について。初めて知り合った場面などで聞かれることが多いこの質問。

「あなたの趣味は何?」

これに私は長い間戸惑いを持っていたんです。

あなたは聞かれてすぐに答えを出せますか?

即答できたという方、素晴らしいです!!

一方、すぐに答えが出てこない方も相当数いらっしゃるのではないでしょうか。私もこっち側のタイプです。

趣味って、たった2文字の言葉なのに、難しく捉えてしまうことってないでしょうか?

例えば、私にとっての趣味とはコンスタントにやっていて、しかも長期間取り組んでいるものというイメージが強く、条件に該当しないと趣味とは言ってはいけないような気がしていたんです。

だから私には好きなものは色々あっても、趣味って言われると正直思いつかないんですよね。

言葉には、その人特有のイメージというのがありますから「趣味」ひとつとっても、質問した人も聞かれた人も同じイメージを持っていないということはよくあります。

ここにコミュニケーションにすれ違いが生じる一つの要因があるわけですね。

広辞苑によりますと、趣味とは「専門家としてでなく楽しみとしてする事柄」だそうです。

ある人は趣味について、ずっと続けているもので好きなもの(休日にも取り組んでいるもの) だと思い、またある人は、(取り組む頻度や期間は関係なく、ただの)好きなもの だと考えます。

趣味がない!と思ったあなたは、あなたにとっての趣味のイメージを振り返ってみると案外ハードルを高く設定していることが原因になっているケースもあるかもしれませんよ。

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と、あれこれ書いてみたものの実際はそんなに難しく考える必要はないんですよね。今になってそう思うようになりました。

そもそも、「趣味は何?」の質問の意図は、あなたがどんな人か、何に興味がある人か知りたいということ

だから、こんなことが好き、私はこんなことに興味を持っている人間ですよとと伝えられればそれでいいんです。

・本が好き、運動が好き、音楽が好き、食べることが好き、動物が好き、絵を書いたり、物を手作りすることが好き

・人がたくさんいる賑やかな場所が好き

・まだやってないけど、〇〇に興味を持っています

なんでもOKです。

次々とブームが来ては去り、「前はこれが好きだったけど、今はこれが好き」でもOKです。そんなところも、あなたらしさですよね。

今思いつく、興味のあるもの、好きなものを答えてみましょう。

好きなもの、興味のあるものを通してお互いの共通点を見つけたりより分かり合えるきっかけになるといいですよね。

それでも、好きなものがわからないという方へ。

大丈夫です。好きなものが「ない」わけじゃありません。ただ忘れているだけなんです。

かつてワクワクしていたあの感じ。一緒に思い出していきましょうね。

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