今回は、直接嫌味を言われるケースについて。
以前書いた記事はこちら(【なぜか嫉妬されるあなたへ5】~なぜ面と向かって嫌味を言われてしまうの?~)。
あなたのいるポジションは適正な場所なのか? という点について書いていました。
今回はまた違った視点からアプローチします。
嫉妬してくるのはあなたが悪いのではなく、相手の問題というのが前提ですが、自分のあり方を変えることによって、直接嫌味を言われることを回避することができます。
直接嫌味を言われる人には、実は一定の特徴があるんです。
それは、「どんなに興味がない話や聞きたくない話(愚痴、不満、文句)であっても、相手の話をちゃんと聞いて何かしらの反応をしてしまっている」という点。
聞いているつもりがないこともあるかもしれませんが、「話を聞くのは嫌だ、関わりたくない」と思っているにも関わらず、望まない話を聞いてはあなたが何か反応をしていることは確かなんです。
これは、あなたの世界と嫌味を言う相手の世界が交わっていることを表しています。
もし、直接嫌味を言われたくないのであれば、相手の世界に興味を示さず話を聞かずにスルーするのが一番です。
もちろん、「そういう話は嫌です」と言ってみてもいいのですが、長期的に見ると、それも「反応」していることなりますよね。
あえて何も言わなくても、あなたとは考え方や生き方が違うんだなと相手に無意識に思わせてしまうことができると、厄介事からはまぬかれられるようになります。
本当に興味のないことだとはっきりと割り切れるときは、反応するエネルギーが自分の中に沸いてこないですからね。
ポジティブでもネガティブでも、あなたが動揺したり何かしらの反応をすることで、相手は自分の影響力をあなたの中に感じることができます。
(それが相手にとっては優越感が感じられて気持ちがいいのです)
相手の話を聞いてしまうのは、優しい人に多いんですね。
でも、その優しさは自分に対してのものでしょうか?
相手に悪いなとか、嫌われたくないなといった気持ちから来ているのではないでしょうか。
「直接嫌味を言われて嫌だなぁ、もうこんな関係性は止めにしたい」と思えたなら、望む人間関係に意識を向けてみましょう。
足を引っ張る人をあなたの世界に入れられる権限を持っているのは、実はあなただけなんです。
あなたが「入ってきていいよ」と言わない限り相手は入ってくることはないんです。
その人としゃべったことで気持ちが落ちてしまうのなら、少しずつでいいのでその人に使う時間を減らしてみてください。
そして、できるだけ望む人間関係をイメージしてシフトしていきましょう。
あなたが欲しいものは足を引っ張る関係ではなく、お互いのすごいところはすごいねって尊重できたり、お話するだけで楽しい関係だったりするのではないでしょうか。
足を引っ張る人との時間をできるだけ減らし、あなたが一緒にいて楽な関係性の相手との時間を増やしていきましょう。
これも、できる範囲からでOKです。今よりも少し割合を変えてみるんです。
勇気は要りますが、望む人間関係を自分は持つんだと決めることが最初の1歩ですね。