自分自身・人間関係の悩み

周りからあれこれ口出しされてしまう理由

2020年9月11日

今日は人間関係について書いてみますね。

周りの人からあれしてみたら?これしてみたら?こうした方がいいんじゃない?と色々言われちゃうという方。

親切心で言ってくれてるのはわかるしアドバイスしてくれる人がいるのはありがたいこと。そうは思っているけれど、でも……やいやい言われすぎると正直うっとおしく感じてしまう。

例えば、恋愛のことで「もっと積極的にアプローチしたらいいよ!」とアドバイスされ、お仕事に関しては「今はこんな時期なんだから我慢してそこで働いてたほうがいいよ!」と言われ、自分の性格的なことについては「もっと笑った方がいいよ」「何考えてんのかわからないからもっと表現したほうがいいんじゃない?」と言われ。

アドバイスってわりと難しくて、自分が「アドバイスください」って相談していたら別にいいと思うんですけど、「こんなことで悩んでるんだよね」と悩みを吐露しただけで特に求めているわけでもないのに、こうしたほうがいいよ、ああしたほうがいいよって言われると、ウザったくなってしまうことって少なくないかもしれませんね。

こんなふうに、他人から干渉されがちな人に多いのは、実はお母さんからも干渉されてきた
というパターン。

お母さんが過干渉ぎみの場合、その関係性が、他の人との間にも再現されてしまうことがあるんですね。

子どもの頃は自立できてないからお世話してもらうのはしょうがないですが、大人になった今は、自分のことは自分で決めたいもの。「私が決めた」という感覚があった方が、人生に対する主導権を自分がちゃんと持っているように感じて納得感が増すんですよね。

でも口を出されてしまうときってなんだかんだ言いながらも、他人からのアドバイスに精神的に影響されてしまいませんか?

もし自分の性格に自信が持てないときに「〇〇ちゃんはもっとこうした方がいい」とか言われたら、その意見に100%同意できなかったとしても、自分に自信がない分だけ、「そ、そうなのかな…」とグラグラしますよね。

やっぱ言うこと聞いたほうがいいのかな…いやでも、あの子の言うことが合ってるとは限らないし。でもなぁ、私が今うまくいってないってことは何か間違ってるんだろうしな…。

みたいなことを考え始めると、混乱に拍車がかかってもう考えれば考えるほどわけわかんなくなると思うんですよ。

そのうち、そうした混乱が怒りに変わり「もう! いちいちうるさいんだからー」と色々な不満の矛先が相手に向いてしまうことも。そう、自分の領域に踏み込まれると誰でもイライラするものなんですよね。

でもね、ここから少し耳が痛い話なのですが、干渉する人がいるだけではこういった関係にはならないんですよ。実は、干渉する人とされる人という2人がいるからこそ、こういった関係が成り立つんです。

つまり、自分も干渉させてしまう隙を持っているということなんですよね。

そう聞くとむむむ…となっちゃいますが、あれこれ言われないように自分の領域には踏み込ませずに自分を守る必要が本当はあるんですね。

仮に、口出しされても、いったんは「なるほど、そういう意見もあるね」と受け止めるけど、その意見を聞き入れるかどうかは私が決める、という意思がいるかなぁと思っています。

そうやって「自分のことは自分でちゃんと決める」というのができるようになると、周りに口出ししてくる人がかなり減ってくるはずです。あれこれ干渉してくる人も、誰彼かまわず口出ししてるわけじゃないですからね。

(あ、でも、お母さんが干渉してくるタイプだったら、お母さんの態度は基本変わらないと思っておいた方がいいです)

自信がないと、周りの人の意見に左右されやすくなってしまいますし、自分で決めるといってもその選択が正しいのか不安になることもありますよね。

大きな決断についてはさておき、まずは日常のちょっとした小さなことを自分で決めて自分で実行するという積み重ねをしていくことが、遠回りなようでいて近道じゃないかなと思っています。

自分で考えて選択してうまくいかなくても、そこから学び次につなげていく。その試行錯誤にこそ、自分で考えて決めることの意味があるように思いますね。

もちろん相談しちゃダメってことはないので、大きな決断とか人生の方向性などは信頼できる人に相談しながらやっていくといいですね。

でもいろんな人の意見は聞くけど、最終的な決断は自分がする。そこだけ意識しておけば大丈夫。

自立して自分軸をつくっていくことがテーマになりますね。

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