自分らしく生きる

すぐに泣いちゃう癖をなんとかしたい

2020年6月12日

職業柄、人が泣く姿には慣れっこなのですが、人前で泣きたくないのにちょっときついことを言われてしまうと、涙がぽろぽろになってしまって困るという方もいらっしゃいます。

同じ泣くでも、嬉しくて泣くのと悲しさや悔しさから泣くのとでは意味合いが違いますよね。

もしネガティブなことを言われて涙が出ちゃうという場合は、「泣かないようにしないと!」と自分で止めようとしても、なかなか難しいことが多いんじゃないのかなと思います。

周りから、泣くのはやめなさいと言われることがあるかもしれませんが、そうやってプレッシャーがかかると「私が悪いんだ」と思ってしまうので、ますます混乱して涙が止まらなくなってしまうことも多いです。

ちなみに涙を流すことは、感情を解放させて浄化してくれる効果があるので、悪いことではないんですよね。

すぐに泣いてしまうという場合、色々な思いが積み重なりすぎて自分の気持ちを言葉で表現することが難しかったりすることがあるようです。

私たちは日々色々なことを感じながら過ごしていますが、感情は面白いもので受け入れて感じれば消えていきますし、なかったことにしてスルーしたり、そんなこと思っちゃいけないと抑圧していたりするとずっと心に残ったままになります。

女性がおしゃべりが好きなのは感情を解放する手段だからですよね。「そうよねー、ほんとほんと!」と共感し合いながら会話をすることで心が整理されてすっきりするのです。

でもそういったことをせずに自分1人で抱え込んでいると、消化されない感情がずっと心の中に残って溜まっていきます。

そんなときに、ネガティブなことを言われると、溜まっていた感情が刺激されて溢れてくるわけです。それが涙になって出てきます。

対策としては、まずは泣いちゃダメだ!と思うことではなく、涙がすぐに出ちゃうほど私は色々な気持ちを我慢して飲み込んできたのかもしれないな。と気づいてあげること。

そして、何をそんなに我慢していたんだろう?なんでため込んでしまったの?どんな葛藤があったの?というところを丁寧に見ていくといいですね。

深く見ていくと周りの人を守るために自分が我慢しておけばいいと思ったとか、お母さんは忙しくて余裕がなかったから遠慮していた、私が負担になってはいけないと思った、など、その人なりの愛が見えてくることも多いです。

ちゃんと心の中を整理してため込み癖を減らしていくと、急に泣いてしまうという癖も緩和されていくことが多いです。

だから、「泣いちゃう自分が嫌」と責める必要は全然ないのですよ!

涙は結果として表れているものであってその原因は別のところにあるものです。根っこのところからアプローチしていくと、もっと自分のことがわかるようになりますし、こんな自分も悪くないなと思えるようになるのではないでしょうか。

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